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視覚言語日記 #01

手話をほとんど知らない聴者の私が、手話話者向けの謎解きゲームに参加した。ゲーム内容のネタバレではなく、参加した私の所感や心の動きを書き出してみる。

1. 手話ではなく視覚言語
手話は、手と表情の組み合わせによって意味合いが変わる単語もある。
例えば、手のひらをグーにして胸の前で前後する「大丈夫」の仕草は、
眉をひそめながらやれば「大丈夫?」と他者への声かけになるし、
口元を締めて意思の強そうな表情でやれば「大丈夫!」と返答にもなる。

だから、当日ゲームの進行役やアテンドの表情は、手の動きに合わせて毎秒コロコロ変わっていく。それは初めて手話を話す人と出会った時も同じだっった。話を目でも楽しんでいて、目の前の人も私自身のそんな体験もとても魅力的だと思った。

また、ありがとう、申し訳ない、どうしたの?等、仮に声を隠しても表情から漏れ出しちゃって仕方ないような、相手に伝わる言語だと思った。

そんな魅力的な体験をしてしまったもんだから、
手話とググった際の

"(耳や口の不自由な人が)手を用いて表現する伝え方"

Oxford Languages

の()は、いるのだろうか?と思う。

「視覚言語」として出会うことは、
聴覚障害の有無にかかわらず、多くの人に開かれたコミュニケーションとして、取り入れられる可能性があるかもしれない。


2. ちゃんと分かる
私は手話をほとんど知らないけれど、学び始めて基本的な挨拶ができるようになった。ただ、自分の名前3文字さえも、2,3度繰り返さないと伝わらないぐらいに、手の角度や形がまだおぼろげ…なレベル…

そんな私でも「これは何を伝えているか分かるぞ!」という時がある。
特に景色を表現してる時や、ストーリー仕立てで時系列を説明しているときはわかりやすかったように感じる。

あれ、これなんだっけ!絶対やったことある
と、学んだ動きが分かるのもやっぱり楽しかった(笑)

最後の感想シェアでは、やっぱりもう少し伝えられるようになりたいなと思った…
けど悔しさというよりか、
自分が言いたいことを視覚言語で表現したら、どんな動きと表情で伝えられるんだろう、と今自分がわかってないことさえにもワクワクしてしまう。

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