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2018年最後の夢

ビル爆破事件(未遂)の解決報告会&感謝状授与式……
自分の提供情報が犯人逮捕の一助になったとのことで、招待されました。その場所は現場ビルの3階リュウグウ會の事務所でした。
本来ならこういう会合をやるような場所ではないので、受付場所がよくわからず、まここはソッチ系の事務所ということで緊張しましたが、扉を開けるとガタイのいいスキンヘッドの兄さんがギラギラした笑顔で部屋に案内してくれました。

席は自由席だけど何ぶんいろんな世界の人たちの集まりなので、暗黙のうちに縄張りがあるのでは、とギリギリまで様子見してました。
中には小峠という芸人さんもいました。

会は恙なく終わりました。

会が終わると、白髪の老人に声をかけられました。周りはその人を社長と呼んでたので、
「あ、社長、お疲れさまです」
と挨拶すると
『スカイレール』の回数券を私に渡し、
「駅まで送ろう」と言って、一緒に歩き出しました。

駅に着いたので
「じゃあ、私は仕事があるので」
と別れよう、としたのですが、
「あれに、乗るんじゃないのか」
と『スカイレール』を指差しました。

『スカイレール』とは2人乗りのモノレールで、市民や観光客の移動手段の割には
結構な高度と速度で走るエンター性を備えた公共交通機関のことです。

先程私の手に渡された回数券を見ると4枚
(あぁ、そういうことか)
と私は納得しました。

社長は一緒に観光したかったのです。

スカイレール(子ども遊園地にあるような飛行機みたいなカタチ、とても狭い)が出発します。徐々にスピードと高さが上がっていきます。目的地は5つ先の駅です。スカイレールの係員の人に「何か観光スポットがあるところまで」と言って決められた目的地です。

スカイレールの窓からはいろんな企業の看板が見えます。

「そうそう、あれだ。あの社名の看板を見て。デザインの由来を聞いたら“父”という文字らしく、自分の会社にも同じように“父”の字を入れたいと思ったんだ。」

どこにどう入っているのかわからなかったけど、嬉しいそうに話す様子を見て私も嬉しくなりました。

そうこうするうちに、スカイレールもクライマックス。もはやジェットコースターのようなスピードと高低差、縦回転も断続的に繰り返され、終着。

高齢の社長には勿論キツく

「帰りはこの区間を避けよう」と提案がありました。

なので、私は係員のフランス人に

「最後の激しい部分には乗りたくない」

と伝え、どこから乗るべきか聞きましたが上手く伝わらず

「それなら乗るべきじゃない」

と機嫌を損ねてしまいました。慌ててしどろもどろの英語で

「もっとスローじゃないと、そこのグランドマスターの身体には良くない、わかるよね?もっとセーフティな区間だけ乗りたいんだ」

と説明し、なんとかその場をおさめました。


帰りは穏やかに帰ったと思うけど、最後どうなったのか覚えてません。

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三橋 渉
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