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「人生の大半を本から学んできた」文字に魅了されたあやさんがライターを目指した理由 

「時間さえあれば、本を読んでいる」と話してくれたのは、食品メーカーに約15年勤務されているエセン彩さん。彩さんは、帰宅途中にある図書館に毎日通うほどの本好き。昔から、文字や言葉が好きで本からさまざまなことを学んできたそうです。

彩さんにとって「本を読むことは一生続けられる趣味」それを仕事にすると見方が変わるかもしれないと感じ、書籍関係に進む道は、考えなかったそうです。仕事は食べることも好きだったので、食品の会社に就職。

文字を使って表現することを諦めかけていた彩さんが、ライターに挑戦しようと思ったきっかけや今後の願望をインタビューしました。

諦めかけていたことの見方や捉え方を少し変えるだけで、意外と「ありかも」と感じることありますよね!! 一歩でも半歩でも踏み出してみたいと思うあなたに読んで欲しい記事です。

NO BOOK NO LIFE


―――本が好きということですが、本や文字に触れる機会はいつからあったのでしょうか?

本好きだった母の影響で、小さい頃から文字に囲まれて育ってきました。母曰く、幼少期の私は本棚から本を引っ張り出してきて、本の中から平仮名の「ん」を見つけ、それに丸をつける遊びをしていたようです(笑)

他にも家電の取り扱い説明書を読んでいたり、小学校時代は、百科事典をただ読むだけということをしたりしていました。

―――文字にゾッコンですね!好きな言葉や文字を使って仕事をするという道は視野に入れなかったのですか?

自分も小説を書いてみようと、コンテストに応募しようと思ったこともあるのですが、0→1を生み出すのが苦手で、才能がないなと思って諦めました。
ただ、文章を書くことは好きで、議事録やメールで何かを説明する文章を書くのは得意でした。

可能性しかないと気づいたライターという在り方


―――自分の好きなことを仕事にしてしまうと、好きなことでも嫌いになってしまうのでは……と考えていた彩さんが、ライターに挑戦しようと思ったきっかけは何だったのですか?

私自身、本を通して人生や感情、人の心に残る文章に触れ、そこから大半のことを学んできました。なので、私も誰かの心に残る文章を書きたいと
いう思いがずっとありました。

また、あるコミュニティでライター募集をみて、仕事として成り立つんだと気づかされました。ご縁で綾乃さん(彩さんが受講したライター講座の講師)と出会い、タイミングやきっかけが重なり、やってみようと思いました。

さらに、トルコ人の夫と生活していくなかで、いつかは日本を離れ、トルコに移住する日がくるかもしれない。ライターはPCさえあればいつでもどこでも仕事ができる、という部分も魅力的でした。


自分が取り組んだことで「誰か」に喜んでもらえる仕事


―――場所を選ばない仕事は魅力的ですよね。普段から文字に触れている彩さんが目指すライター像はありますか?


物語を作り出すというよりは、人の心に残る、役立つ何かを生み出したい!ただ、自分は目立ちたいとは思わず……。
「彩さんにお願いしてよかったです」と、相手に喜んでもらえたときや、人から頼まれたことができたときに、喜びや達成感を感じます。とにかく裏方に徹していたいんです。

―――縁の下の力持ちですね! 今後携わりたいと思っていることはありますか?

一番は海外の言葉、文化、日本と海外の暮らしの違いについてなど、海外に関する何かについて携わりたいですね。

また、日本らしい物や伝統工芸にも興味があるので、担い手の少ない日本の伝統工芸の職人さんや工芸品を応援する、クラウドファンディングにも積極的に参加しています。気に入ったものや興味をもった方には、メールを送って、工芸品についての感想を伝えています。

この2つの分野を記事にして伝えることで、たくさんの方に認知され、興味を持ってもらい、応援に繋がるお手伝いができたらと考えています。


話の集約をしてポイントを的確に伝えることができる


―――彩さんの謙虚さと、誰かの支えでありたいと考える熱い思いが伝わってきますね!! そんな彩さん自身が「ライターに向いているな」と思う部分はどこですか?

食品メーカーの法務部勤務なので、仕事柄、契約書作りや誤字脱字がなく、誰が見てもわかるか、誤解がないか常に意識し、責任感を持って取り組んでいる部分ですね。

また、人の話や文章の要点をまとめることも得意なので、依頼してくださったクライアントさんの「こういう記事を書いてください!」という、ご要望を形にするのはご協力できると思います。

―――ちなみに、趣味の読書が仕事の役に立ったことはありますか?

文字を読むのは慣れているので、漢字の違いや日本語の違和感に気づくことは多いです。分厚い契約書を読むのも苦じゃないですね。10~15ページぐらいの契約書を読んで、違いをチェックし、フィードバックのレポート作りまで1時間以内には終わります。

ありとあらゆる手段で調べ尽くす


―――1時間以内に!?慣れているとはいえ、仕事が早く、文章に関して敏感な彩さん。どういった点でクライアントさんに貢献できそうですか?

深堀することが好きなので、情報収集は得意です。
興味の幅が広く知りたがりなので、気になったことは、自分が納得いくまで調べ尽くしますね。

最近でいうと、食器にはまっていて産地や焼き方、風土が気になり、近場であった食器の焼き物市に出掛け、作り手や販売している方に話し掛け、食器の情報収集をしてきました。
そして、必要であればどこへでも情報を求めて行く、フットワークの軽さもありますよ。

こんなふうに、仕事や日常で培ってきたスキルを駆使して、クライアントさんの要望に沿ったライティングで貢献していけると思います。


彩さんの話は要点がまとまっていて、とても分かりやすかったです。契約書チェックからレポート作成までを1時間でする仕事の速さに驚かされ、気になったことは納得いくまで調べる姿勢が面白く、彩さんを深堀したくなるほどでした。
日々、本や文字に囲まれている彩さんがどんな記事を書かれるのか、ますます興味が湧いてしまいますね!

エセン彩さんのnoteはこちら。


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