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知人が贈ってくれた「一意専心」という言葉

自分のことが嫌いで辛い日々

筆者には、自分のことが大嫌いで他の人との関係を上手く築けなくて悩んでいた時期があった。何をしても自分がダメでクズな人間のように感じて、ずっと消えてしまいたかった。命に関わる病気や手術を体験するまでは、生きることが本当にきつかった。そんな時、知人が「一意専心」という言葉を贈ってくれた。
意味としては、
「他のことに心を動かされずにひとつのことに集中することだ」
とされている。
彼、曰く、「人生や運気が停滞した時ほど、自分の好きな趣味や学びの世界に没頭した方が良い」というのである。
そうすることで生きる自信にも繋がるし、新たな発見や気づきがある、人生がより楽しく、豊かになると力説されたのである。
最初は反感しかなかった。
「何を言ってるんだ、そんなことで人生や運気が好転するわけないやろう!」という思いしかなかった。

思い出す彼の言葉

しかし、実際に様々なトラブル等によって自分自身の心が壊れたことがある。精神科に通院して服薬で乗り切ろうとしたが、不安と恐怖は増すばかりだった。人生や仕事、人間関係等の不安と恐怖等は、筆者の心に絶望と疲労と憔悴をもたらし、周囲の人たちとの人間関係を悪化させた。そんな時に彼の言葉を思い出したのである。
「一意専心」=「人生や運気が停滞した時ほど、自分の好きな趣味や学びの世界に没頭した方が良い」
そのことがカウンセリングを学ぶきっかけになった。
次に大きな波が来た時には、大学の通信教育で社会福祉を学んだ。無事に卒業できたよろこびは大きかった。

次の嵐が来た時には、手相の世界に足を踏み入れた。
何かひとつのことに夢中になり、必死になることで新たな気づきと発見がある、ということは、自分自身の中の確信になった。
そのことで押し寄せる恐怖や不安をある程度、緩和したり、コントロールしたりすることもできるし、人生も楽しくなる。

新たな明日が開ける

読者のみなさんも人生の岐路に立たされて、不安と恐怖に包まれてしまったら、「一意専心」で新たな学びを始めたり、今までの趣味や学びの世界、仕事の分野などをより一層、深めて行ってほしい、と心から願っている。そのことによって必ず運気は停滞を脱して、上昇し、新たな明日が開けると確信する今日この頃である。

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