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スリランカ留学記5 9月18日の日記 博物館に行ったよ

コロンボにある国立博物館に行ってきました。楽しい1日だった!そもそも博物館というものが好きだから行けてよかったな〜

博物館で見たもので一番興奮したのはこれかも。

タイトルと本文1〜2行目を読んでみてほしい
これはレプリカで、本物は大英博物館にありますって書いてあんの。

日本にいた頃ミュージアムスタディーズの授業でやったので博物館での文化財返還問題(かつてアジアやアフリカなどを植民地地支配していた国々が植民地の文化財を勝手に自国に持って行ってしまっており、もともと所有していた国が返還を求めている事例がたくさんある。大英博物館などがその最たる例で、この像の本物も大英博物館にある。)のことは知っていたけど、本当だったんだ……!という気持ちになった。教室で学んでいたことが急に現実になって現れたのですごく興奮したし、同時に悲しくもなった。返せよ、って思った。

ちなみにこれがその像です

女神の像とか王の妃の像とか結構あったけど、めっちゃぼんきゅぼんだったな。ウエストがみんなすげえ絞られてんのよ…当時の美意識を感じました。

ローマの壺
中国の陶器の破片、「王」っていう漢字が入ってるのわかる?
Sung Period….?スン……?って思って調べたら宗のことでした

私は世界史が好きで歴史専攻をやっているので、こういうのもすっごく面白かった。ローマとか中国のものがスリランカにあって、交流があったことを示してる。スリランカ、インド洋のど真ん中っていう航路上重要な位置にあるから(多分)、いろんな人たちの目的地ではなくても通過地点になってきたんだと思う。おもろいよね〜本当に面白い、私は歴史が好きだしこういう資料が大好き。そんで、中国の陶器に「王」って文字が入ってるのがわかる人はその場には私以外には居なくて、なんというか、改めて私がスリランカで歴史を学ぶ意義みたいなものを感じました。大袈裟ですけど。

一通り見てからお昼ご飯を食べた。食堂みたいなところがあって、持ってきたお弁当を食べた。
スリランカは大きめのお弁当をみんなでシェアしながら食べる文化がある、というかそれが主流で、私以外のクラスのみんなは何人かで集まってご飯を食べ、時々「こっちのも食べにきなよ〜」ってやりながら食べてた。すごく楽しそうで私も混ざりたかったし「一緒に食べよ!」って言われたんだけど、何せ私は辛いものが食べられないから、泣く泣くお断りした…辛いもの食べれないのがあんなに悲しかったの人生初かも。辛いもの食べられたらみんなに混ざれたのにな。1人でホットサンドを食べました、美味しかったよ。
辛いの食べられないんだよね〜って言うと必ずスリランカの人は「これ全然辛くないよ!食べてみ!」って言うんだけど、スリランカ人の「辛くない」って言葉、私は一ミリも信用してない。スリランカ人の「辛くない」は私にとっては「めちゃくちゃ辛い」っていうのをいとことか親戚たちとのやり取りで学んでるので…………
辛いもの食べられるようになりたい〜〜〜〜〜〜

科学博物館?みたいなやつも一緒になってて、ご飯食べた後はそっちをみたよ。ここも面白かった。

けどやっぱり日本の博物館との違いを感じるところはすごくあって、文化財変換問題で、「先進国にあった方がきちんと管理できる」論にちょっとぐぬぬ…ってなってしまうかも、今なら。まあでも私は絶対持って行った側が返還に向けてなんらかのアクションは絶対取るべきだって思いますが。

書くのに時間かかってめちゃくちゃズレた更新になっちゃった。今後は1週間に1回くらいは絶対なんか書くのを目標にする!
またね。

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