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しくじりエピソード(赤点高校時代の物理編)

こんにちは、grapefruitです。
この歳になるまで忘れられない
高校時代の話をします。

私は高校に入って勉強についていけなくなり落ちこぼれました。
まわりはみんな勉強ができたので、ますますやる気がなくなりました。

授業中は
物思いにふけっているか
教科書を見ているふりをして寝ているか
机の下で本を読んでいるか
友達に手紙を書いているか、でした。

そんな無気力な私の前に
「物理の教育実習」の先生が現れました。

「ズキューン!」

清潔感があって、ベビーフェイスで・・・。
その先生がとってもタイプだったんですね。
しかも授業が分かりやすかった。
やる気ゼロで常に赤点だった私の
スイッチがオンになった瞬間です。
(今も赤点って言うのかな?)

その先生の授業を集中して聞いて
家に帰って復習もやっているうちに
「物理超絶たのしい!」という状態になりました。

そして赤点常習犯の私がテストで満点をとってしまった時
事件(?)は起こりました。

テストは教育実習の先生からではなく教科担任から返されるのですが
「これだけ覚えられるなら日頃ももう少しできるやろ」
みたいなことを教科担任の先生が言ったわけです。

カッチーンときましたね。

『”覚えた”だと?』
『私は理解して満点とったんじゃ!このタコ!』
みたいなことを思ったのを覚えています。

もともとあまり好きでなかったその先生が
ますますきらいになりましたね。
そしてそのタイミングで、教育実習も終わり
私のやる気も再び地に落ちたのでした。

そのうち自分でも「教育実習の先生がタイプだったから
瞬間的に物理がんばれただけだわ」と思うようになりました。

今思えば教科担任の先生の言葉も
「やればできるんだからがんばれよ」くらいの意味だったと思いますが
当時の私は「覚える」と「理解」の違いにこだわって
「あいつ許せん!」と根に持ってました。

たぶん私は「理解できたこと」が嬉しかったのだと思います。
(日頃できていなかっただけにひときわうれしかったのでしょう。)
だからその自分が価値をおいている部分を否定されたと感じて
根に持ったと分析しています。w

      *

このエピソードから今私が学ぶことは
「超絶楽しい」と感じた自分の情熱はスルーしてはいけない。
ということになります。

私は、あの時
教科担任がきらいだろうとも
言われた言葉にカチンとこようとも
タイプの教育実習の先生が居なくなろうとも
「理解できて楽しかった」という体験を
もっと自分に引き寄せていくべきだったと思います。

ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の
私の資質の一位は「学習欲」です。

あの時、楽しくて仕方なかったのは
自分の上位の資質が炸裂していたからだったのですね。

でも当時の私はそんなことは知る由もなく
「みんなはできる」「わたしはできない」と
思い込んでいたし、いじけきっていたので
その後も結局どこからもモチベが湧かず
おちこぼれたまま高校生活は終わりました。

ずっと忘れられない昔のエピソードの中には
自分の本当の気持ちがひそんでいるかもしれませんね。

      *

ところで、おちこぼれるきっかけって何だと思われますか?
私は「たったひとつの小さなつまづき」ではなかろうかと思っています。

たったひとつの「え?どゆこと?」が解消されないまま
次の授業の「え?どゆこと?」が上にのってきて
そこから先は1週間もあれば十分落ちこぼれられます。
もはやどこから分からなくなったのかも分からなくなりますね。w

私は学ぶことは好きだけれど
人にくらべて理解するのにすごく時間がかかります。

だけど「じっくりと時間をかければ理解していける」
やっと自分のパターンが分かってきました。
成功体験を「まぐれ」と思わず
自分の「ポジティブパターン」だと気付き、それを繰り返す。

そして「じっくり時間をかける」前に諦めてしまっていたのが
私の「ネガティブパターン」です。(いまでも陥りがちです。)

でもだからこそ私は
「分からない人の状態や気持ちがものすごく分かる」
とも思っています。

10人の内
9人が「そんなんあたりまえやん」と思っていても
1人が「え?どゆこと?」と思っているかもしれない。

その1人に向かって発信していきたい。
そのように思っています。


【参考までに私の資質一覧です。】
これを公開するのは特に恥ずかしくありません。
「社交性」と「コミュニケーション」の低さで笑わないように。(笑)

有料ですが2・3回外食するくらいの金額です。
外食しても、う〇こになるだけですが
クリフトンストレングスを受けて自分の資質を知ることは
今後一生参考になります。


















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