文学フリマ京都7 出店の記録2

彼女との馴れ初め(だから言い方)の前に、今回の偶然の出来事が文フリの規約に抵触していないかだけは入念にチェックをしてみた。抵触していなかったのでナンパするに至った経緯を書いてみる。

事は文フリ開催数日前に遡る。
憎きコロナのせいで、売り子参加してくれる予定の女の子が来れなくなってしまった。罹患したわけではなく、罹患するととてもまずいということで。
つまり、佐倉はぼっち参加になってしまっていたのです。

で、設営の時に一緒に作業していた彼女に
「どんな作品で出店してるんですか?」と聞くと、
「一般参加です。初めての文フリ」
との答え。

一般人でこんな朝早くから設営!?
てっきり出店者がついでに来てる感じやと思ってたのに、なんというガッツ。
さらに聞けば、とても好きな作家さんが出店するので、絶対に欲しいと思って並ぶつもりできたと。まじか、すごい。すごいしかない。

え、これはあれですよ。

一枚余ってるうちの出店者カード(ちゃんと椅子代も追加で支払ってる)を有効活用するときでは?

そう思って誘ってみた、というわけです。

佐倉も若い時は好きなものを追いかけたり集めてたから、気持ちはわかる。そしてそのついでに朝早くから設営のお手伝いに来るという。設営集合8時半よ?一般参加会場入り11時よ??彼女私より早く来てたから、多分8時くらいにはそこにいたのでは!?ついでにしては、すごい気合いだ……!

この熱意、そして私との出会い。一枚余ったうちの出店者カード。
今使わずしていつ使う、ってことで。
めっちゃピッタリハマるやん。

設営のお手伝いも少ししてもらいました。
見本誌を見本誌置き場に並べてもらった!ありがとうございました!


今回は直前まで仕事が忙しくて(1/13締切の書類があった)、前日は子どもの塾の中学受験説明会で、冊子は並べて終わりにしようと思ってたんですよね。設営は並べるだけ。シンプル。(佐倉はガラケーの民なので、設営の写真は残ってないんだぜ)

無事設営を終え、11:00開場後。彼女は無事に好きな作家さんの本を手に入れられたそうな。
よかった!

ところでその本「余命」って……
あれ?紫倉さんがツイートでなんかのアンソロに参加するっておっしゃってたの、そんな感じのタイトルで、そういう表紙だった気がする。

そう思って中を見せていただくと、紫倉さんのお名前が!!!

すごいアンソロに参加されてたんですね。仕事にかまけてて全然チェックできてなかった,痛恨。ちなみに、彼女が好きだという作家さんを紹介してもらい、早速書店で本を買いました。
こんな素敵な子が夢中になる小説、読んでみたいじゃないですか!

そして彼女、文フリをとても楽しんでいて「私こういうのが好きかもしれません」って買った冊子も見せてもらいました。自分の思わぬ好きを発見できるのも文フリのいいところ。

彼女とはお昼でバイバイだったのですが、また会えるといいなー。
いい出会いだったー。

(まだまだ続く)

彼女にお勧めしてもらった作家さんの本。

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