文学フリマ京都7 出店の記録3

お昼過ぎ、彼女が帰ってから後、隣接の方から声をかけてもらいました。
「どんな本書かれてるんですか?」

もし、彼からこの時声をかけてもらわなかったら、昼以降もぼっちだったと思います。今回で出店休止することを決めていたためあまり新しい繋がりは作らんとこうと思っていて挨拶にとどめていた佐倉でした。

彼に声をかけてもらったことで、そこから純文学の話が弾みます。谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫、小川洋子、綿矢りさ……。近年の芥川賞受賞者の作品はかなり読まれていて、村田沙耶香さんや今村夏子さん。私がつい最近、村田沙耶香さんの『しろいろの街の、その骨の体温の』を読了していたので、それについてのプチ読書会みたいな、感想を言い合う時間も持てました。
好きな作家and作品を聞かれたので、そりゃもちろん川端康成の『眠れる美女』なんですが、なんと、彼はこの作品を読んでいました。めずらし!三島由紀夫では『女神』を超推しておきました。

こんなところで純文学の話ができるだなんて、さすが純文学ブース。思い切ってカテゴリを恋愛系(BLGL)から変更してみて良かった。

そんな彼の作品ですが、文藝賞の選考を進んだものがあって、
「なんで値札しか置いてないんだ!」(余計なお世話)

ディスプレイにあらすじ書こう! ◯◯賞◯次選考通過って書こう!?

今考えると余計なお世話かなぁって思うんやけど、文フリって超絶大量に同人誌があるから【来場者に手にとって立ち読みしてもらう】のハードルが高い。
事前のSNS宣伝や、当日の宣伝文句。言葉を交わさずして、目に留めてもらう文言。とても大事。

万人に届かなくていい。自分が読者と定めたターゲットに届く言葉であれば。宣伝文句見て1人でも来てくれれば正解だと思うので、今後出店を目指す人には是非値札以外の何かを置くことをお勧めします。


さて、出店休止するとあって、出来るだけブースから離れないぞ!と思っていたのであまり回れなくてすみません。むしろ来てもらった方が多い。多分大阪には一般参加で遊びにいきますので、その時ゆっくりお話ししたり買い回りたいなぁと思ってます。
また、美味しいお菓子持っていくからね!

(続く ようやく購入した本の紹介)

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