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運命の歯車が加速するさそり座月食満月

マナビの學校で”風の時代の転機予報”を担当しているブランマンジェです。2022年5月16日13:14にさそり座で満月を迎えます。日本では観測できませんが、この満月は皆既月食を伴うとてもパワフルなものです。

◆満月の度数が伝えるメッセージ

今回の皆既月食満月における満月の度数を見てみましょう。

西洋占星術的に見た今回の満月の天体配置
満月は太陽と月が180度真向かいになる状態

この満月はさそり座26度「キャンプをつくっているインディアンたち」というシンボル上で起きます(月が位置するのはさそり座25度17分ですが、端数分を切り上げてシンボルを見るので26度となります)。各星座の度数が持つテーマを表す”サビアンシンボル”についてはまた改めて説明しますね。

今回の満月のシンボルから読み解けるメッセージは

”風の時代を生き抜くために
本質を見極め
サバイバル力を身に着けよう”

コロナ禍で一変した私たちの日常。ソーシャルディスタンスやリモートワークなどにより、それまでとは異なる”人との距離”が生まれました。家庭や学校、職場やコミュニティといった様々な人の集まる場所でお互いとの距離を意識しなくてはいけない状況に。コロナ禍前には思いもよらない社会的な変化が起こりました。

”地”に足つけて密接につながりあっていた”地の時代”の関係性が”風”によって切り離され、”個”として生きる強さを求められる”風の時代”へと移り変わっていきます。

また風の時代は”情報”が価値を持つため、これまで以上にたくさんの情報が氾濫していきます。技術革新によって言語の壁が壊され、海外からの情報がダイレクトに伝わり、情報化社会のボーダーレス化&グローバル化が進むことが予想されます。

となると、重要なのは”本質を見極める力”

あふれかえる情報の中から自分にとって本当に必要なものを見極めなければなりません。その上で、風のようにめまぐるしく変化していく社会情勢に柔軟かつ臨機応変に対応する”サバイバル力”を身に着けること。

月食の影響は約半年間に渡ります。半年後にどんなことが起きそうかは10月25日のさそり座日食新月の天体配置が参考になるのですが、国にとっても国民にとってもなんらかの”破壊と再生”が余儀なくされる展開を迎えそうです。

なので!!この半年間で本質を見極める力とサバイバル力を強化しなさい、と満月がアドバイスしてくれています。


◆天体配置をチェック

それぞれの天体配置を見てみましょう。星読みポイントを以下に挙げていきますが、さらっと読み流して大丈夫です。

天体以外にドラゴンヘッド、ドラゴンテイル、
キロンと呼ばれるものも見てみます

・月以外の天体が円の右側に集中している。

・月以外の個人天体(太陽・水星・金星・火星)が円の上側に集中している。

・180度で向かい合う牡牛座太陽とさそり座の月に対して、試練や課題を通して抑制と成長を促す水瓶座の土星が90度の角度に(3/6/9ハウスで不動宮のTスクエア)。

・これまでの転生で魂が経験してきたことを表すドラゴンテイルとありのままの自分を表す月、今回の人生で目指す魂の方向性を表すドラゴンヘッドと社会的な自分を表す太陽がそれぞれと寄り添いあう配置。

・魚座でほぼ重なっている火星と海王星&牡羊座にいる木星、山羊座にいる冥王星がそれぞれ太陽と月を応援する角度(クレイドルを形成)。

・魂の傷を表すキロン(カイロン)が愛と調和をもたらす金星と牡羊座でほぼ重なっている。

・アセンダントは乙女座20度、MCは双子座19度でどちらも守護星は水星。その水星は現在HOMEである双子座で逆行中。木星と冥王星が水星を応援する角度。

星読みではこんな感じでそれぞれの天体の位置関係に注目し、そこからメッセージを読み解きます。


◆今回の満月が日本に与えうる影響

日食や月食の時の天体配置は個人に対する影響というより社会に与える影響を読むものになります。天体が位置する”ハウス”と呼ばれるもの(ホロスコープ内の中心付近に書かれた1~12の数字が表すもの)はどこの場所で見るかによって周囲に位置する星座や度数が変わり、日本の首都である東京から見たホロスコープが日本社会に与える影響を表すヒントとなります。

今回のさそり座月食満月では3/6/9ハウスで不動宮のTスクエアと呼ばれる配置になっています。このことから社会的な影響として予想されるのが、コロナ禍やロシア・ウクライナ紛争などによって”貿易”に変化が起きること。これまで当たり前に手に入っていたものが国外から入らなくなり、それに伴い”モノ”の価格変動や供給不足が起こりうる気配。既にいろんな物価上昇が起きていますが、さらに加速していきそうです。

感染症がらみの国民の健康、軍隊に関する法律関連、労働環境に関わること、輸送・交通関連、隣国との取引といったことで難局を迎えるかも。
※そんな時こそメディアの情報操作に踊らされないように注意を

そういった面から見ても”本質の見極め”と”サバイバル力”は非常に重要になってきます。基本的な生活の見直しとして水道・ガス・電気・燃料代を減らす工夫をすると良いです。限られたライフラインで生活できる力を身に着けることが後々役に立つと思われます。不要になったモノを手放してできるだけ身軽になっておくこともポイントです。


◆ウエサク満月のメッセージ

基本的には日食・月食図は社会情勢の傾向を読み解くために使われますが、今回のさそり座月食満月の天体配置を通して浮かんだわたしたち個人へのメッセージを一言で表すと

”魂の本質を生きるために、目を覚ます時”

私たちはこれまでたくさんの”誰かにとって都合のいい常識や固定概念”に縛られて生きてきました。そのことによって、開花させるべく生まれ持った”魂の本質”から大きく外れた生き方を余儀なくされてきました。その結果、自分が望まない苦しみや悲しみ、痛み、喪失感、自己否定といったものをさんざん抱え込まされて、生きることの意味を見出せないような状況と直面してきました。すべての人がそうではないけれど、かなり多くの方々にあてはまるのではないでしょうか?

5月の満月はウエサク満月と呼ばれます。お釈迦様が誕生した日、悟りを開かれた日、天に召された日がいずれも5月の満月だったことに由来しているそうです。そんなウエサク満月には天界と地上を結ぶ扉が開くとされています。

今回の皆既月食を伴うウエサク満月はさそり座で起きます。さそり座を守護する冥王星は”破壊と再生”を司る星。これまでの”望まざる人生”を破壊して、魂の本質を生きる新しい人生によってあなたが再生することを応援してくれています。

その破壊に向けて、HOMEである水瓶座に滞在している土星が課題や試練を与えます。それは苦痛を伴うものではなく、あなたが本来の自分の生き方を取り戻すための前向きな試練です。

この半年間であなたに訪れる課題や試練は、あなたが今回の人生で果たす社会的役割を明確にしてくれそうです。ただし、土星はメランコリックな感情を引き寄せやすいので、気持ちが落ち込んだ時には無理をせずにきちんと心身を休めましょう。

意欲や闘志・モチベーションを司る火星、イマジネーションや感性を広げる海王星も魚座から応援してくれています。自分が望む生き方を選ぶことをあなた自身が”許す”ために、心の奥底にある”やり場のない怒り”を手放し、本当はこんなことがしたい、という夢に対してイマジネーションを広げていきましょう。

天界と地上を結ぶ扉が開くウエサク満月。宇宙は全力であなたにエールを送ってくれています。今までのあなたがどうであったかは関係ないです。これからのあなたがどう自分を生きていくのか?この半年間でそのビジョンを明確にしていきましょう。そのために必要なことが起きますよー☆

しかるべき運命の歯車は、5月1日に起きた牡牛座日食新月から動き出しています。その歯車の回転はこの半年をかけて加速していきます。

このnoteと合わせて読むと、今回の日食新月・月食満月が同じ意味のメッセージを送ってくれていることがわかります。まだ読まれていない方は合わせてチェックしてみてくださいませ。

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