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大河ドラマ光る君へ感想(第1~3回) ~中関白家推しでも楽しめる、本当にありがとうございました~

どうも、古の平安中期オタクです。
今年の大河ドラマが楽しすぎてどうしても感想を語りたいがためにnoteを始めました。PowerPointで系図を作ったり、関連書籍を読み漁ったり、この先の展開を妄想したり、と人生楽しいです。本当にありがとうございました。

※以下、史実に言及します。明確にネタバレになるようなことは避けますがほんのりネタバレになっているかもしれません。
※ただのオタクの感想なので解釈違い等ご容赦ください。

平安中期にハマった経緯

高校生だった15年ほど前、古文の授業で枕草子を学んだのがきっかけだと思います。「いはで思ふぞ」清少納言と定子様の主従愛、「くらげのななり」中関白家面々とのやり取り、そして「夜をこめて」行成との関係性、など、この定子サロンの奥行にハマってしまい、大鏡を読んで人物像の妄想するなど古文と日本史を受験勉強の癒しにしていました。
大学生になってから始まった"うた恋い。"にもリアルタイムでハマったりして、細く長く好きなジャンル(?)ではあるのですが、うた恋い以降は特に新しい供給もなかったので落ち着いていた頃合いではありました。

始まる前までの期待値

大河ドラマ初の平安中期ということで期待はあったものの、紫式部と道長が主役ということで、中関白家推しの私としてはいまいち全面的に楽しみにしきれない感じではありました。源氏物語も受験勉強で読んではいたもののストーリーに全く共感できず・・紫式部は清少納言disを日記に書いたりしていて正直好きでなかったこともあります。とは言えキャストは豪華で画面が美しいことは間違いないので、3話くらいまで見て面白くなかったら見るのやめよう、というくらいの期待値でした。

第3回まで視聴した感想

はい、面白いです。
というか史実(政争)が面白いんです。これをちゃんと時代考証入れてドラマ化したらそれはもう面白いんです。本当にありがとうございました。

984年時点 藤原家サイド

まずストーリーは、兼家(右大臣)対頼忠(関白)の構図からのスタートということで。兼家パパは権力欲の権化としてキャラ立っていていいですね。作中でも言ってましたが三男という立場から、兄と対立したり色々苦労した経緯があっての花山帝即位前夜ですからね。一族にとって今が一番大事な時、間違いないです。
それとまあ道兼の扱いよ・・・1話にしてこのドラマの全てのヘイトを一身に受ける存在として確立された模様です。あないとほし・・。彼の人生ここからが本番なのに、もうすでにお気の毒度が高いです。史実に加えてまひろとの確執がどんな感じで表現されるのか楽しみ、、というか怖いです。
あと最推しの定子様幼少期有難し。庭で遊ぶ定子様。転んでも泣かない定子様。尊い。帝の后になるには何にも動じぬ強い心を養わねば、という母上のお言葉、完全に言霊です呪いです。しかしながらご成長楽しみにしております。

984年時点 天皇家サイド

兼家は娘の詮子に円融帝の皇子を産ませることができたので、外戚ルートのお膳立ては揃った状態です(円融帝も自分の子孫の系譜を残すためには兼家と協力せざるを得ず、ぐぬぬという感じで譲位を決断しておりましたね)。それで東宮であった師貞親王が即位して花山帝へ・・というところが3話までの話でした。花山帝は冷泉帝の子で外戚は伊尹(故人)という、兼家にとっては微妙な存在なので、早く退位していただいて詮子の子の懐仁親王に即位してもらいたい、というのが次の思惑となります。
それにしても本ドラマの花山帝は最高ですね。寛和の変も長徳の変も楽しみです。

今後の展開(妄想)

というわけで10話くらいで中関白家ハッピーライフが訪れるのではないかと思って毎週楽しみにしたいと思います。本当にこの大河ドラマが見れてよかった、2024年まで生きててよかった。
感想はまた書きたいことがたまったタイミングでまとめて書こうと思います。

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