5級を登るために必要なこと3つ
5級の壁
ボルダリングの5級というグレードでは、それまでのグレードでは出てこなかったクライミング特有の考え方や体の動かし方を求められます。
多くの初心者がクライミングジムやボルダリングジムでボルダリングを始めると思います。最初は10級から8級といったグレードからスタートして徐々にグレードを上げていくような流れになります。この辺りのグレードでは経験者によるアドバイスを求めなくても楽しめますが、5級あたりに差し掛かると途端に難しくなるイメージを持つ人も多いのでは無いでしょうか。
なぜ5級から難しく感じるのかというと、私なりの仮説ですがグレードが上がったからというより、5級からフェーズが変わることが大きな理由です。
私自身の持つボルダリングの感覚としては、10級から6級は梯子に近いレベルでクライミングとしての要素はあまり無く、5級から3級が気持ちよく体を動かして楽しむレベル。2級は非常に微妙なグレードで、1級と言われればそんな気もするし、3級と言われればそんな気もする、1級と3級の緩衝材的役割。1級から2段は真剣に取り組むレベル。3段から上は戦略的にトレーニングを含めた課題解決能力が必要となってくるレベル。という、ザックリとしたイメージですがそのような感覚を持っています。
つまり5級から技術的な意味合いでのクライミングが始まるということです。このグレードではしっかりした体の動きさえ身につければ、パワーはほとんど要りません。
今回はクライミング最初の一歩としての5級をテーマに、攻略の方法を3つに絞り紹介していきます。
ここから先は
3,094字
/
6画像
¥ 300
よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはクライミングセンター運営費に使わせていただきます。