意外と知らない支点構築〇〇の法則
支点
マルチピッチクライミングやアルパインクライミングで、重要な支点の構築。皆さんはどういった支点をセットしていますか?木にスリングを巻いたり、ボルトにセットしたり、岩角を使うという手段もありますね。
クライマーは、状況に合わせた支点のタイプをピッチごとに選択する必要があります。クライマー2人分の体重に耐え、且つ墜落衝撃にも耐えうるものが必要になります。
山に行けば、錆びたボルトやハーケンなどをよく目にします。
どれを使って、どれが使えないのか?どういったタイプの支点をセットすれば良いのか?流動分散?固定分散?支点のセットには選択肢が多く、特にクライミングを始めたばかりの方には頭を悩ませる部分かもしれません。
経験値
ネットや本などを見ると、様々な種類の支点が紹介されています。それらはどれもが正解であり、またどれもが不正解とも言えます。それは何故か?理由は支点の種類というのは状況によって変わりますから、状況に合っていなければ不正解になってしまうこともあるのです。
また支点のセットは練習したくても、結局のところ、現場に行かないことには経験値が積み上がって行かないにも関わらず、ミスができない。
現場には経験者と行くのが一番良いのですが、とはいえ自分である程度知識を付けてから山に行きたいというのが心情でしょう。
そこで今回は、まだ支点のセットが不安という方に、ある法則をお伝えしようと思います。
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