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求める夜

こんばんは。今日もお疲れさまでした。

今日はとても最悪な日でした。人生の悩ましい選択を迫られ、女性の賢くも苦手な一面をはっきりと見てしまいました。

最初にマッチングアプリにハマった時も、こんな時でした。

体調不良で1日会社にいられない事が続いた私は、1ヶ月出社しない事になったのです。1日の半分は寝ているものの、残り半分を一人で過ごす事に耐えられなくて、温もりを求めていたのです。

あんなに暑い夏だったのに、私の体は雪女のように冷えていました。たまに歯の根もガタガタとするほど体がおかしくなっていたのです。

体を誰かの体温で温めたくて、深夜のベッドの中でスワイプを続けていました。時間のかかりそうな人は避けて、すぐに会ってくれそうな人ばかりを選びました。彼らはみんな優しく、目もうまく合わせられない私を抱きしめて「かわいい」とキスをくれました。

あの時出会った人たちとはその後1年近く連絡を取り合いました。私をなんとも思っていないけど、温もりをくれる彼らが心の底から好ましく思えました。もちろん顔を思い出せない人もいます。でも、あの時間は私を癒してくれました。

あの年の夏が終わり、体調も復活した私にその時間は必要なくなりました。

私はまたあの夜を繰り返すのでしょうか?まだ今は睡魔が勝つので、早く寝たいと思います。おやすみなさい。



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