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そもそも歯並びが悪いのって治す必要あるのでしょうか?



「治す必要はあると考えます」


「歯並びが良くない・噛み合わせが悪い」とはどんな状態を言うのでしょう?

また、歯の健康や全身の健康にどんな影響があるのでしょうか? 

吉祥寺壱番館歯科医院で矯正相談にご来院いただいた際、よくあるご質問を含めほんの少し考えてみましょう。

★歯並び・噛み合わせに原因がある例


歯並びや噛み合わせに問題がある状態を「不正咬合(ふせいこうごう)」といいます。

不正咬合にはいくつかのタイプがあります。代表的なものをいくつかあげてみます。

☆いわゆる「出っ歯」

☆受け口(唇を閉じたときに、舌の歯が上の歯より外側に噛み込んでいる)

☆八重歯

☆乱ぐい歯

☆開咬(奥歯は噛み合うが、上下の前歯は噛み合わない状態)

☆すきっ歯

なんとなく想像がつくでしょうか?

では、歯並び・噛み合わせに上記のような問題があると、どのように悪影響があるのでしょうか? 

実は、不正咬合によって起こるトラブルは、単に見た目の印象があまり良くないというだけではなく

全身の健康にも非常に関係があります。

不正咬合があると引きおこされる歯や、全身にとって悪影響を及ぼすと思われるポイントをいくつか示します。

★むし歯や歯周病にかかりやすくなる

歯が不自然に重なりあっている場所など、だ液の流れが悪く、歯ブラシ・歯間ブラシ・フロスなども届きにくい(届かない)ために歯垢(プラーク)や歯石が沈着し、むし歯・歯周病を引き起こしやすい環境になってしまいます。

要は不衛生・不潔な環境です。

★滑舌が悪く、音声の発語が上手にできない

不正咬合の種類によっては、サ行やタ行の発音が不明瞭になりやすく、滑舌が悪い状態になりやすいです。

この場合、英語等のペーパーテスト以外での学習・習得や、人前にでる職種、発声・発音が重視される職種につこうとするときなどに

極めて不利になることが考えられます。

つづく

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