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グランドメニューを小さくして「売り切りメニュー」を始めよう=飲食店の困ったを解決相談所大分

「成功する飲食店の値上げ戦略2023」は、私の初のKindle本です。
2か月に1冊程度、飲食店の応援本を出せるよう励みます。
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🍓焼肉ふたごから学んだこと

 上質の品質の牛肉を「少しでも安く売る方法」は、

安くなるコツ1:
 1頭買い、半頭買い、内臓セット買いで安く仕入れる
 細かく部位別に仕入れるとどうしても高くなる
 しかし、まとめ買いすると売れない部位が出てくるから、
 売れる形の商品づくりをしている。

   ★「細かいセット商品(ホルモン4種盛り)」
   ★「はみ出るカルビ」(実際はリブロース)
      *4つの部位を分けずにカットしている

 従来からの焼肉屋さんの知恵でもありました。

安くなるコツ2:
 商品加工度を上げなで、加工比率を下げる
 (加工人件費を低くする)


焼肉ふたご はみ出るカルビ250g 1,680円(予約客のみ提供

 これからの飲食店は、原点復帰とも言うべき「まるごと提供志向」が
でてくるとも予測される。

(飲食店の事情)
  ・加工人件費が出せなくなる
  ・食材廃棄ロスを生まない商品づくりをする(まるごと提供)
  
   

  魚も肉も野菜も姿調理、部位まるごと提供が、
  満足度を高めるあり方のひとつになる


売れるコツ
 ①良い商品が ②リーズナブルに感じて、しかも③商品インパクトと
 ④美味しさが伴っていれば、最高です。


🍓グランドメニューを20%縮小して、
 3~5種類の売り切りメニューをつくり、
 それぞれ数量限定にする

1,グランドメニューを20%縮めると食材仕入の余裕ができる
   20%縮めた分だけ食材数を減らせます。
 その分だけ、食材原価率を下げることができます。
(特に、BランクメニューやCランクメニュー)

2,挟み込みの「売り切りメニュー」を3種類~5種類つくる
  こういう時は、デジタルサイネージ型のパネルが店内にあると
 いいですね。データ処理だけでいいし、印刷なども不要。

 日替わり、または週替わりでつくればいい。

3,1種類を2品~10品以内の少数の「売り切り」にする
  グランドメニューは、「商品を切らさないのが前提」。
 でも、こちらは、「早い者勝ちの打ち切りお得商品」だ。

 全部商品数は、1日平均来店人数の40%程度の仕込みにすればいい
と予測しています。(*順次残った限定品をお勧めする)

4,販売手段を多くする
①店内来店客に来注(来店注文)で販売
 
通常の店内販売です。

②事前予約で販売
 
ご来店前に予約を受けてキープします。

③予約のテイクアウトで販売
 
今日はお店には行かないが、テイクアウトで購入したいと
 いうお客様に販売する

④お帰りの際のお持ち帰り品で販売
 
次のお店で食べてもいいし、家で飲むときに食べてもいい
 特別に、お弁当に仕立ててもいい。


🍓頭をひとひねりしないと黒字にならない
 新しい時代が近づいている

  令和5年ほど、変化の兆しを強く感じる年はありません。
既成概念や経験値が役に立たなくなる時代。

けし粒ほどの小さな自信でも、自信が持てなかったら
先に進めないと感じる時代。

しかし、
一番大切な「自分自身の力」を信じて前に進みましょう。

新たな時代はチャレンジした人にだけ
          ドアを開けてくれます
ドアを開けるか、開けないかは、
”あなた”が決めることです

(了)

*次回より、
 「変わりゆく飲食店」シリーズを投稿します。


飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします