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開業塾1:飲食店を開業して儲かる人は最初から考え方、やり方が違うのです!

<知っておきたい令和時代の新開業10の法則>

🔷1:開業する飲食業態を「勘」で決めない

  たまにめちゃくちゃに繁盛しているトレンドなお店を見て、こんな飲食店を開業すると「儲かる!」と直感的に思う人がいます。
それはそれで全否定するつもりはありません。が、多くは的はずれです。

外国や日本の東京で感動するお店に出会ったのなら、「あなたの故郷」で
同じ需要が生まれる可能性と、どれくらいの期間後にそうなるかを計算してタイムリーな開業をしないといけないことになります。
一刻も早く開業すべきだ!と燃えに燃えます!
(*本当はここで地獄に向かっているかもと気づくべきです!)

  勘を働かせて、同一業態、同一メニュー、同一規模で地元で開業しても必ずしも「繁盛間違いなし」とは言えません。
仮に開業時は一時的に物珍しさで繁盛しても、パクった本物のその業態が
地元へ進出するほんの1~3年のタイムラグの期間しか黒字になりません。

店舗規模が大きいとまだ借金が半分以上残っているという状態になります。
私の地元でこれと同じ例があったのが丸亀製麺のパクリ業態でした。
本物が出店する前にマスコミで騒がれて、偽物はいつの間にか消えました。

<法則1のキモ>
1,できれば開業月から毎月黒字経営を実現できる飲食業態を選ぶ

2,開業後6か月間前後(3か月間~10か月間)は赤字でも、黒字に転換
  できる需要のある飲食業態を選ぶ

3,最低10年間はペイライン以上の経営実績が続くと予測される飲食業態
  と立地を選ぶ

4,開業店舗は、長期継続型と短期決戦型の2つのタイプがあります
  前者は5年間~7年間の返済ですが、後者は1年間~2年間です。

  開業したお店の半数が3年間を待たずに廃業しています。
その理由のひとつが「飲食業態の決定を安直に決めていること」です。
間違ったらいけないのは、

自分が開店したい飲食店の形と、繁盛する飲食店の形は
全くの「無関係」ということに気がついていないからです

その時に自分が発見した飲食業態が「大当たりする」は、
起こらないミラクルなのです


🔷2:開業予算はケチケチ予算で上限を決める

  飲食店の開業予算は、バブル全盛期の内装費が私の住む街でも「1坪100万円~150万円」でした。儲かったから回収できました。

しかし今は出店コストを抑えて、自前の内装工事を行って「DIY飲食店」づくりも相当に盛んになってきています。
飲食店だけでなく、ヘアサロンやべーカリーショップ、カフェなどにも広がってきています。

想像してみてください!
あなたは胴体のでっかい大型輸送機です。中に凄い量の荷物が積めます。
この輸送機が2機あって、1機は満載、もう1機は半分の荷物とします。

質問:「この2機でどちらが早く離陸できるでしょうか?」
答え:もうお分りですね!荷物が半分しか積載されていない輸送機の方で
   す。負担が軽い分だけ早く離陸できます。

飲食店の初期投資額の多少とペイライン到達時期は、当然ながら
低い投資額の開業の方が有利です

たとえ全額が金融機関の融資で賄っても売上からの元利返済額が小さいので
無理なく返済できます。

開業時の投資額を<必要最小限度>にして、
<最大の利益額>が生まれる飲食業態をつくることが、
開業するあなたのミッションになります!

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