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想いがかなう、話し方

こんにちは。読書日記です。

社会人生活に慣れて落ち着いてきたので、読書日記再開です。今回読んだのはこちらの本です。

私は話すのが苦手です。
文章を書くのは得意だと自負しています。何度も見直して正しい意図で伝わるか確認を重ねてから、相手に見せることができるので。たぶん、一度にたくさんを考えるのが苦手なのでしょう。人との口頭での会話はどうもテンポよくいかないし、もっとこう言えば良かったと後悔をよくする毎日です。

人と話すのはたぶん得意になれば好きなので、
こういうことを考えて言葉を選ぼう、という何か軸になるようなものがほしくてこの本を読みました。
完全に自分のためのメモですが、誰かの参考になれば。

人とお金が集まるには、理由がある

言い切る人に、人とお金が集まる。
想いをかなえたければ、人とお金が必要。人と金は、微妙な人には集まらない。勇気を持って本音を言い切る人に集まる。
嫌われるリスク、反論されるリスク。これらを背負って「言い切る」人が、魅力的。

p.12

会話は「…だから楽しい!」という、オチにする。
どんな会話でもハッピーエンドにする習慣をつけよう。愚痴も、噂話も、暗い話も。自分が暗い話をもちかけてしまっても、ハッピーエンドにする。
すると、ネガティブな人たちは居心地が悪くなって去っていく。そして無駄な時間を過ごさなくてよくなる。逆に、ポジティブな人と出会う機会に恵まれ、明るい人生に一変する。
ポジティブな人は、幸せな人生を謳歌して成功していることが多いので、そういう人と仲良くなると成功の可能性が飛躍的に高まる。

p.21

会話は誤解されて、あたりまえ。
話した内容をすべて相手に理解してもらうのは不可能だ。仮にその場ではわかったつもりになってもらっても、明日になればすっかり忘れられるし、数日経てば記憶は相手の都合がいいように編集されていく。それが人間というもの。
自分が一方的に言い放った内容ではなく、相手が勝手に勘違いした内容が本当に伝わったこと。勘違いさせた側に責任がある。「誤解されてしまった」と反省することで、一歩前進できる。「伝わらなかった」と反省している側は、使う立場。「そんなの聞いてない」とふんぞり返っているのは、使われる立場。誤解されてあたりまえと気づくと、見えないものが見えてくる。
ゆるされている側が下っ端で、ゆるしている側がリーダーなのだ。

p.24

偉いのに冴えない人が、じつは手強い。
偉いのに冴えない人というのは、無意識の戦略だ。あえて冴えない恰好をしておけば、相手の本性が見事にわかる。
調子に乗ってマナーを忘れると、二度と声がかからない。

p.30

確実に成功を引き寄せるには理由がある

反論は1回のみ、この上なくソフトにしよう。
想いをかなえるための反論は1回のみ、それもこの上なくソフトな。「今の話を伺って、こんな考えを思いつきました」。最高にソフトな声のトーンで、こう話しかけてみよう。

p.53

説得するのではなく、納得してもらう。
説得のコツは、自分が相手の1000倍納得していること。説得したい相手の知識の広さ10倍、深さ10倍、情熱10倍。計1000倍。相手の1000倍のパワーを持っていて、ようやく相手に伝わる。相手は、「お、この人は段違いだな」と屈服する。

p.62

結論の次は、根拠を一言で。
結論を冒頭に話した後、相手はこちらに注目する。この一拍の間が、相手を惹きつけるのに欠かせない。
次に述べるのは根拠。根拠で大切なことは、ひと言で述べること。根拠が3つある場合は2つを捨てて、最重要の1つのみに絞ろう。そして相手が「こんな時はどうするの」と聞いてきた時に限り、即答すればいい。
まず企画を通すためには、相手の記憶に残すこと。そのためには、呆れるほどにわかりやすいことが求められる。

p.68

本音をうまく引き出すには理由がある

一発大逆転より、百発小逆転。
一発大逆転より、百発小逆転を狙おう。軽めのジャブをコンスタントに連打しよう。プレゼンで滑っても声のトーンを変えず、あたかもウケを狙ったわけではないかのように真面目に振る舞う。それが最終的には「いい感じだったね」という印象を与える。

p.82

本音を言ってくれているのに、悪口に仕立て上げない。
商談は、本音勝負。建前を重ねてばかりいては、いつかポキリと折れてしまう。本音を打ち明けてくれた人の勇気に敬意を払おう。勇気ある本音には、敬意を払って本音で返そうではないか。

p.85

たった1%だけでいいから、共感できる話を探そう。
商談中に相手の話にすべて納得できる人はいない。でも、「共感できません」を口に出すと、その商談は決まらない。
相手の話の99%は納得できなくて当たり前と思おう。「さあ、これから1%の共感点を見つけるぞ」という気持ちで商談に臨もう。どんなに共感できない相手でも、1つくらい共感できる話は見つかる。
それを見つけたら、感情を剥き出しにして共感を伝えればいい。そして99%の納得できない部分は、記憶から削除することだ。

p.91

相手からしない話は、聞き出さない。
相手が公開していないことを聞くのは、下衆のすること。公開されている情報を丹念に調べた人は、下衆な質問をしない。下衆な質問は、勉強不足の証拠なのだ。

p.95

別れ際のお辞儀が、あなたの印象だ。
巷では第一印象の重要性を謳う人が多いが、別れ際の重要性を謳う人は少ない。だからこそ、競争率が低くて、やり甲斐があるというものだ。
企画を実行するのにふさわしい人間と信頼されるためには、お辞儀の練習をすることだ。周囲でお辞儀の一番美しい人を見つけ、その人になり切ってみれば、人生は好転する。

p.103

未来につながる話には理由がある

新鮮な失敗談を、明るく話す。
人は他人の失敗談が好きだ。失敗だらけなのに明るい人は味がある。失敗をさらけ出して不器用に見せたほうがより成功できる。
注意しなければならないのは、失敗談を暗く話さないことだ。深刻な顔をして失敗談を話されると、人は離れていくからだ。深刻な失敗を明るく話せる人は、本当に苦労している人だ。数多くの失敗を乗り越えてきた人にしか、失敗を明るく話せない。失敗を明るく話す成功者たちの力強い笑顔を真似しよう。

p.108

自慢は遠回しにせず、堂々と。
本当の親友は、悩みを聞いてくれる人ではなく、自慢話を厭味なく聞いてくれる人。見かけ倒しのヘナチョコ友人レベルでは、うっかり自慢しようものなら仲間内で恰好の悪口の餌食にされてしまう。それでいいのだ。
自慢をすることで、偽物の友人を一掃できる。意外にも残ってくれた相手がいれば、それがあなたの親友だ。
親友とは、あなたの幸せを一緒に喜んでくれる人なのだ。

p.111

「そういう意味じゃなくて」は、言い訳。
口を滑らされても「ごめん、言い過ぎた」と謝られれば、建設的に捉えることができているのではないだろうか。
親友とは、口を滑らせても許し合えた仲だ。許し合えるためには、お互いに言い訳をしないことだ。

p.120

昔話より、今の話。今の話の次は、未来の話。
友人とは「今」の話で盛り上がろう。それも、最新の今日あった話が一番面白い。そういう話題で始めると、相手は興味津々で話を聞くことだろう。そして相手も最新の話題を提供してくれるはず。人生で一番大切なのは、なんといっても「今」なのだ。まずはあなたの「今」をさらけ出すことで、相手も「今」をさらけ出す。相手は言いたくないことは言わないだろうし、言いたいことは言う。相手の言いたくないことには触れずに、言いたいことを膨らませる。そして「なんだかんだ言って、今は幸せなんだよね」というオチにしよう。

そしてその次は、未来の話をしよう。未来の話を暗くしたい人はいない。未来の話をするだけで、お互いワクワクできる。
あなたの語った夢が本気であれば、友人も本気の夢を語る。本気かどうかは、「今」と「夢」が0.1%でもつながっているか否かで決まる。話しながら、体の底から血が騒いでくるのが本当の夢なのだ。

p.123

相手に聞きたい話は、まず自分から打ち明ける。
相手に聞きたいことがあるなら、まずあなたから打ち明けるのが礼儀。打ち明けた結果、相手が自分から打ち明けてこないこともある。そんな時は、告白を強要しないこと。言いたくないかもしれないことは、言わせようとしないこと。

p.132

友情を長続きさせたければ、話し過ぎない。
頻繁に会いすぎると、話すネタに尽きて次第に関係が途切れていく。ネタが尽きてお互いの魅力が感じられなくなると、お互いの陰口で時間を埋め合わせようとする。
相手を大切に思うなら、会う回数を減らすこと。

p.135

「好きだけど嫌い」には理由がある

自分から「ごめん」と言えれば、長続きする。
たとえ自分が絶対に悪くなくても、だ。関係が切れてもいいなら正論を言い続ければいい。長続きさせたいなら、まず自分が謝ること。
誤解してはいけないのは、「ごめん」は、絶対に言わなければならないわけではないということ。「ごめん」と言ってでも関係を続けたい場合にだけ、言えばいい。

p.149

嘘を、暴かない。
嘘や秘密を暴きたくてウズウズしているのは、自分が愛されている自信のない人。あなたにも嘘があるように、相手にも嘘がある。嘘を暴いても、誰も幸せにならない。

p.152

迷った時は、誉め言葉なら言い、けなし言葉なら言わない。
たったこれだけで幸せを掴むことができる。

p.167

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では、今回はこのへんで。

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