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終わりは始まり。〜デザイナーへの出発〜

大卒後ずっと正社員として働いてきた私が、次の就職先も決めずに会社を辞めた。最後にいた会社で、ここには書ききれない辛い経験をしたのがきっかけ。

退職届を提出してまだ2週間も経っていないが、事情によりもう出勤はしていない。やっと精神的に少し落ち着いてきたところでふと前を見ると、稼ぎ口のない未来が見えた。
30歳手前の独身。不安いっぱい。
それでも「数日前までは前も向けない状況だったのだからと」ポジティブに捉えながら、これがラストチャンスかも知れないと、デザイナーへの扉を開けてみた。
(あまり信じるタイプではないけれど、人って弱ると「運命」とか「神のおぼしめし」とか考えるんだね。笑)

誰かの作品を見たり、Illustrator に触れている時だけは心が落ち着いている自覚があるし、これまでの仕事でもAdobeソフトを使用していたこともあり、長い間デザイナーになることを夢見てきた。
ただし、昨日までは“正社員”の安定も求めていた。デザイナー職で転職活動をしようとしていたが、私には、武器となる〈実績〉が足りない。迷いに迷ったけれど、なにせ挑戦せずに諦める性格でもない。できるところまで駆け上がってみようと、今日、フリーランスのデザイナーとなるべく動き出す一大決心をした。

何が正解かも分からない。片っ端から本を読み漁ったり、オンラインのセミナーを受講したり。まずは道を探すところから。そして行き先を決めたら、何かしらのチケットを買う為に努力して、その先に向かって突き進む。

心の準備はできた。人生は旅とは、上手く言ったものだ。

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