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私はHSP。---その心当たりとは?


こんな人に読んでほしい。

  • 自分が、身近な人がHSPなのか分からない。

  • HSPの人はどんなことを考えているの?

  • DOESじゃなくて、その具体例が知りたい。


▶HSPについて、簡単まとめ

Highly Sensitive Person
ハイリー・センシティブ・パーソン

頭文字で略して、HSPと読みます。
「感受性が高い気質」や、そういった気質の人を指す言葉です。
HSPかどうかの判断基準がDOESです。

  • 深く考える:Depth of processing.

  • 刺激に過敏:Easily Overstimulated.

  • 共感しやすい:Emotionally reactive.

  • 少しの刺激に敏感:Sensitive to subtle stimuli.

HSPとは?---気質のこと、病名じゃない。

過去に投稿した記事

▶「私はHSP」その心当たりとは?

筆者は、ほんのりHSS型のHSE(外向的HSP)です。
そんな私がHSPだと感じた心当たりをDOESに沿って、お話しします。

D(深く考える)の心当たり

  1. 勤務後は一人反省会

    働いている最中は、目の前のことをたくさん考えています。
    だから
    「もっと良い言い方あったな」
    「こんな順序で作業したら良かったな」
    「そもそも、この時点でこうしてたら・・・」
    寝るまでずっと考え続けます。

    これが怒りだと心が荒むし、
    不安だと寝れなくなったり、最悪ときは過呼吸になったことも。
    (今はTVつけっぱで寝ることで思考を紛らわしてます笑)

  2. 妄想が得意

    ・・・というと引く方もいらっしゃるんですかね笑

    たとえば、
    「朝、友達に会ったら 美味しかった栗のお菓子 の話をしよう。」
    と思ったとします。
    私の場合、友達の返答を想像するに留まらず、
    あとで一緒に買いに行くかも、その時お店でお菓子を見つけたときの反応、その後まで延々と想像し続けます。

    多くの方がどこまで考えるか、私にはちゃんと分かりませんが、
    「お菓子の話をしよう。」でこんなに想像が膨らむものなのか。
    もしや妄想の域では・・・、と思っております。

    こんな調子で考え事をしてないタイミングが全くないです。
    「このあと、〇〇しよう。」「晩御飯これ食べよう。」も
    同様に想像が続くし、
    何かの事件のニュースを見れば、
    自分が当事者ならどう行動するかななんて考え始めます。

  3. 調べ始めると止まらない。

    いずれ深堀りしますが、
    私はほんのりHSS(刺激追及型)です。
    なので時々、昔の事件や歴史的な出来事について調べたりします。
    主にWikipediaを使うのですが、あれ
    関連項目があったり、単語がハイパーリンク化しているので、
    興味が止まらなくなるんですよ。
    気を抜くと2時間くらい平気で消費してしまいます。

O(刺激に過敏)の心当たり

  1. 人混みが苦手

    視界がごちゃごちゃとしていて落ち着かないです。
    ターミナル駅などから家に帰ると、
    単に出掛けた、動いた疲れとは別に、
    「やっと一人になれた」という気持ちと一緒に、
    どっとくる疲れがあります。

    DOESの他項目が関わりますが、
    人が多い分、匂いや音など刺激豊富かつ
    周囲に気を遣ったり、変に見られないように気を張っていたりするからなんですかね。

    もっとも、正確には私はHSE(外向的HSP)なので、
    人が全くいないのも嫌なのですが・・・。

    WEBデザインスクールの校舎で自習するときは、
    みんなが過ごしている部屋の隣の、誰もいない部屋を使っていました。

  2. 友達と長い時間一緒に過ごせない。
    人混みが苦手なのと同じ理由です。
    友達だから気が許せるというのはありますが、
    私がHSPである以上、無意識に気を張っている部分はどうしてもあり、
    どんなに楽しい時間を過ごせても、疲れ果てます。

E(共感しやすい)の心当たり

  1. 泣きやすい。

    涙腺を引っこ抜けるなら、引っこ抜きたい。
    そう思ってます。

    たとえば、
    【大事な本音を話すとき】
    母親とのケンカ、父親への人生相談、いつもそうでした。
    一文字目を発するため口を開くと、喉が詰まり涙が出ます。
    言語化が苦手で伝わらないことが多かった分、
    「どうせ伝わらない」「分かってもらえない」
    という心理が強いのが原因の1つでしょう。
    幼い頃は相談される側であることが多く、
    相談し慣れないまま大人になってしまったところもあります。

    【人の凹む出来事を見たり聞いて想像したとき】
    【泣ける映画・小説・漫画etcを観たとき】
    この2つは、D(深く考える)の影響もあるのでしょう。
    自分のことのように、自分だったらと考えてしまうのです。

  2. 小さなことで幸せ
    青空がきれいなだけで、
    咲いている花がきれいなだけで、
    美味しいものを食べただけで、
    友達と話せただけで、
    ご機嫌になります。

  3. 無機物への共感

    ・・・また、変なものが出てきましたね笑

    物を落として思わず「いてっ。」と言った後に、
    「いや、痛いの物だわ。」って思った経験はありませんか。

    子どもに大事に抱えられているぬいぐるみを見て
    「あのぬいぐるみ幸せそうだな」って思った経験はありませんか。

    要はそれです。

S(少しの刺激に敏感)の心当たり

  1. 眩しさが苦手

    これは幼い頃からでした。
    たとえば、夏のお昼時の白いタイルの眩しさ。
    直前まで暗い場所にいたからなどではなく、目を開けてられず
    手をサンバイザー代わりにしたり、半目で歩いてます。

  2. 家電の機械音

    少し古い冷蔵庫を使っているのですが、
    時々生じる微かな機械音がとても苦手です。

  3. ちょっとした違和感

    カウンター席で誰かがテーブルの脚を蹴ったときの揺れとか、
    衣服の肌に触れる心地の悪さとか、
    ルーティン作業の順番が一部変わるとか、
    同僚がなんか話しかけづらいとか、
    それだけで集中力が0に近くなります。
    着圧ソックスなんかも、だから苦手です。


▶まとめ

DOESごとに心当たりをまとめるのは、意外に大変でした。
「DとEから人付き合いでの疲労が大きいんだろうな」
「OかSかどちらに当てはまるのだろう」などね。

のちのち深堀りさせますがHSE(外向的HSP)だからこそHSPらしくない部分もあるので、心当たりがそもそも少ない項目も実はありました。

複雑な気質を言語化させた「HSP」という言葉
だからこそ、HSPは一言で説明できないのだと改めて実感しました。

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