20180403 40年前の市場のおばさんたちを思い出す日々。
最近、女性起業家というか社会起業家の人によく会う、というか、誰かが媒介になって逢わせてくれる。そういう年齢になったんだろうなぁ。
自分でビジネスをする人たちには、共通する特徴がある。
とにかく行動的。
で、誰を思い出すかって言うと、宮古のおばさんたちだ。私たちが子どもの頃に見た、あの市場のおばさんたち。おばあさんなのか。
泣いたり笑ったり、楽しそうで、働いているというより生きているって感じだった。
旧市場のなかは、肉とか魚とかの商売で、冷蔵庫が所狭しとならんでいた。でも、おばさんたちは炎天下、市場のわきでA3の3枚位の大きさで、自分をぐるっと取り囲むように商品を並べていた。
自分の畑で取れた野菜を、地べたに座って売っていたのだ。その数は、ものすごい数だった。50人はこえていたと思う。
彼女たちは、いつもおしゃべりして、ケラケラ笑っていた。みんな、バスに乗って市場に来ているらしかった。
なので、いろんな方言が入り混じって、なかなか騒がしかった。
私は、友人の親が市場で店をやっていたので、よく通りかかって、おしゃべりをしていた。市内の子どもは、方言が聞けないと思っているらしく、私が彼女たちの言葉を理解して、反応すると(それは市内方言なのだけど)喜んでくれた。
プロダクトも、営業も、経理も、全部自分でやってたんだよな、あの人たち。すごい。それも、お金をかけてなかったし。自分たちの野菜を取り替えっこしてるから、安く食べ物も購入できていたはずだ。
すごい。仕組みとして、理にかなっている。
食べる、必要なお金を得る、働いて楽しい。この三拍子が揃っていたのだと思う。
目指すところ、あーいうことなんだな、と今日ひらめいた。それは先週からの社会起業家の人たちに会ったからだと思う。
忘れないうちに書いておこう。ふたりともとてもお美しかったけど、パワフルなので、美しさより立ち居振る舞いのほうが印象的でした。
http://ourasia.jp/company
理事の鈴木インディラさん。ネパール出身で在日30年。宮古の人かと思った、笑。宮古島に行く予定だとか。下地市長を知っていたので、それもご縁だなぁ、と。
http://www.simsimjapan.com/
代表の川崎雅代さん。先祖の油屋さんのお話が興味深かったです。
今、HPを見たら、書いてありました。すごいなぁ。
それにしても、どっちもインド方面。キテるな、あのあたり。
頂いたお金は、宮古島の歴史と文化の活動をするために使いたいと思います。