潜在意識

花束、茶髪に散って、枯れた空、青天に
パズルし薔薇に、空気壊れ
ケーキでキスして、共に甘やかに
ほつれ糸の緑、祝祭に映える

一方で、

曇天の黄昏から舞い降りた鳩
薄紫の綿毛をつけたタンポポは
窓格子に張付き
それはまるで、ホコリ

あなたを禁止された
駐車場で
徐行する
高圧ガスと書かれたトラックの
運転手に
あなたをさらわれる
わたし
思いがした

昨晩
自販機の上を走るパイプ管が
人知れず、破裂しました

赤茶けた壁は、濡れました

コンクリートの地面も、濡れました

夢のなかのように
水で濡れて喜ぶ人達を、眺めています

こんなわたしに
あなたのことを愛する権利はあるでしょうか?

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