いつだったかの夢…
この夢を見たのは、2019年の11月か12月頃。
日付までは覚えてないんだけど、夢の詳細は結構覚えていて。
いつか、こうして公開しようと思っていたけどズルズル来てしまい…。
どうにか、やっとこさっとこお待たせしての更新です。
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私は、暗い場所で眠っていた。
でも、少しずつ朝日が射すように薄暗くなり、次第に明るくなって来た。
スズメの声のように、既にそんな早朝から何やら話している者達がいる。
「いよいよだね」
「始まるね」
「ワクワクするね」
「まだかなぁ♪」
そんな風な事を言っていた。
『どうやら、相部屋で寝ていたらしい…』と思って目を開けた。
「あ、起きた?」
「他のお勤めは終わった?」
「忙しいんでしょ?」
「掛け持ちなんだってね?」
「オトヒメ様に聞いたよ」
「疲れてない?」
………何の事だろう……???
しかも、話し掛けて来た相手はぷよぷよみたいな形をしていた。
だがしかし、気付くと自分もぷよぷよだった。
『…どーなってんだよ、オイ』と、密かに心の中で突っ込んだ。
ぷよぷよは、自分もそうだけど他の者も全員小さい。
細かいと言った方がいいくらいの…数の子のぷにぷにしたような…色は概ね水色だった。
(おおよそのイメージはこんな感じ)
そういえば、何故かとても長く寝ていたような気もした。
『それよりこの状態は何なんだろうか…。私だけが知らないのに合宿に参加してるっぽいんだけど…ドユコト?』
と思って、誰かに聞いてみようと思った時、
誰かが「始まるよ!」と言って全体のワクワク感が一気に盛り上がるのを感じた。
頭上の遥か彼方から強く明るい光が届いた。
それもあって、ようやく私は『ここは深海なのか』と理解した。
ん?
とゆー事は、今の私は水の分子だったりするのか?
え?
分子って…分母ではなく分子で…原子でもなくて…(混乱)
「キャーーーッ!!(。>∀<。)」
ぷよ達の歓声のような悲鳴と共に、私はどこかへ他のぷよと共に思いっきり流された。
水流で、自分の行きたい方向も・行く方向も解らないまま、とんでもない勢いで流された。
とは言っても、どこも痛くないし苦しくもない。
ただ、動きの激しさに驚いて声も出ない有様だった。
それでも、強い光の中にチラッと人影を見た。
(こうじゃなかったけど、イメージ補強の為の画像)
『オトヒメ様って、あの人かな…?』と思うのも束の間、あっと言う間にどこかへ流されて行った。
それは、さしずめ水洗トイレの如く…(以下表現自粛)。
その後、少し記憶が夢の中で飛んでいる。
「夢の中で覚えていない事になっている」のだ。
気付いた時には、漠然と「7箇所くらい通ったなぁ…なんだか知らないけど…観光地みたいな…よく解んない施設(?)みたいな…」と、独り言を言っていた。
周囲に、あのぷよ達がいない。
えっ?はぐれた?迷子?
『迷子は勘弁してくれよ…それでなくてもウルトラ方向音痴なのに…ここ海なんでしょ?こちとら、ぷよなんですけど…!』と、顔に縦線が走った。
でも、どうしようもないからクラゲのように漂っていた。
さっきの水流もない。
穏やかな空間の中で、視界に入るものを眺めていた。
「キレイだな…キレイにしてくれたんだ…オトヒメ様が…」と何故か思った。
光のせいだけではなく、海水であろう物がキラキラしていた。
表現するなら「空気が澄んでいて美味しい」に近かった。
『終わったのかな…これでいいんだよね?きっと…』と漂いながら考えていた。
なんだか嬉しかった。
『戻った…元の水に戻った…んだ…』と。
もしかしたら、泣いていたかも知れない。
疲れた。
水洗トイレよろしく勢いよく流されて、その後の事はよく覚えてないけど…。
水のキレイさに安心した。
安心感から、また眠くなってそのまま昼寝をするような気分で眠りに墜ちた。
海水の中で。
次に起きたのは、なんとなく人の気配を感じたからだった。
目を開けたら、人だと思っていたのはぷよだったんだけど。
心配そうに取り囲まれていた。
「疲れて寝てた?探したよー。途中でいなくなっちゃうんだもん」
「オトヒメ様も、ちゃんと教えてくれればいいのにねぇ。心配したよ」
「もー、だってさぁ…この人…●●●●(覚えてない単語)だから…」
「いろんな所、行ったのは覚えてる?」
なんというか、昔読んだマンガの「割とワンパターンで作者にアイディアが不足しているが故の説明台詞」のような会話が、ぷよ達によって続々と続けられた。
「あっちこっち流されて…気付いたらみんながいなくて…眠くなって寝てた」
とりあえず、心配されているようなのでこっちの事情を話したら、
「あのね、みんな、みんな、神様になるんだよ!なったんだよ!」
「でね、水の王様とお姫様も決まったんだよ!」
「みんな、神様なんだけどね!」
表情を明るくしてまたぷよ達が各々説明台詞を始めた。
子どもみたいに感じた。
イヤな意味ではなく。
可愛いと思っていた。
「終わった…のかな?これで」
私は、何気なく聞いた。
「うん!海の水は終わったよ!土も終わってるから、あとは…また次のお勤めだね!」
そこから先はちゃんと聞いていなかった。
ただ、安心と共に少しだけ考えた。
『これ…何年かかってるんだろう?』と。
直感的に人間の時間感覚とは違うと思っていたから。
人間は生きているんだろうか?存在しているんだろうか?
『いや、待て…自分も人間のハズだったんだけど、その人生はもう終わってるんだろうか…?それなら、それでいいんだけど…人間だった時の仲間は黒キューブに連行されたりせず元気にしてるかな…』
仲間だった人に関しては心配していない。
でも…私の両親や知り合いは…既に連行されてしまった人もいるだろうと思った。
「思った」というよりは「知っていた」が正しい。
少しだけ、淋しかった。
【ねぇ…どうして否定ばっかりして、話も聞いてくれなかったの?】
(イメージ画像)
「されど、臆することはない。理解した上で、この道に来れた者は、過去のように支配されたりはしない。これからもずっとだ」
「そうやって未来は作らなければならない。あの術師も言っていただろう?」
「きみは知らないだろうが、案外古参なのだ。いずれ自ら気付くだろう」
モニターが突然点けられたようなイメージで、映像と音声(だと思う)でそう伝えられた。
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でも「術師」って誰のことなのか、未だにちょっと解らないんだけど「殿」じゃなかったりするのかなぁ?
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