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ヒプノセラピー 2022年7月17日

『モモちゃんを大好きになる』  扉に入る

昨年、ノラ猫だったモモが我が家へやってきた。
ノラ時代、人間に石を投げられたりしていたようで人を怖がっていた。
約1年経った今でも心開いているとは思えずにいる。
女の子なんだけど、女子っぽさがない。
可愛げがない。
スカしてる。
毛繕いしないのでうっすら汚れている。
なでられるのも嫌いで、まだ怖いみたい。
甘えたいけど怖いみたい。
などなど猫のモモのネガティブな面が目について
あまりかわいいと思えない。

猫はどんな猫でも一緒にいればかわいいと思うはずだ。
そして私になつくはずだ。
という私の猫神話をくつがえしてくれている。

そんなモモの顔を見てヒプノセラピストの彼女は

「あなたにそっくり!」と言うんです。

なんですって〜?!
でもさ、さっきのモモに対する形容詞、
みんな私のことみたい。と気づき、
ひゃっ!としました。
わたしはまだ私のことが好きじゃないらしいことに気づきました。

もしかしたらさ、モモのことが大好きになれば、
わたしの何かが変わるんじゃないかな?
と思ったんです。

彼女のヒプノセラピーを受けることにしました。

始めの誘導の中、
私は猫のモモになっていました。
手が白黒の彼女の手でした。
お腹をすかせていました。
お腹がぺったんこでした。
とても怖がっていて隠れるところが見つからず不安でいっぱいでした。

セラピストさんが安心できる場所に誘導してくれました。

しかし、人気のない海辺のテトラボックスの影に隠れて
まだ、怖いよ〜心細いよ〜お腹すいたよ〜と思っています。

次に、頼もしいノラ猫を登場させてくれました。
キジ白の猫、気さくに話かけてきます。
人間のこと、どうやってすり寄って行けばいいいかとか
いろいろ教えてもらいました。
教えてもらったとおりにして、
優しそうな人からご飯をもらえました。

モモは走るのが大好きなニャンコでした。

一緒に走ってくれる仲間が欲しいと思っていました。
お腹が空いた。遊びたい。怖い。楽しい。
単純でシンプルな考えをしていました。

多分、『人間怖い』というモモの感情に重ねて
自分を見ていたのかもしれません。
モモを複雑に見ていたのは私のフィルターだったのです。

私は、単純でシンプルな私でいたいのに
なんでもかんでも複雑に考えがちです。
そしてそのままの私を出すのが怖かった。
その根っこには、母親から長女である私に
理想の家長を重ねられている姿がありました。

母の実家には地元の名士である兄がいて、
周りの人に尊敬されて、一目置かれる人でした。
母にとって理想の家長でした。
母の父は小さな子供たちを残して早世してしまって、
後をとった兄のおかげで家は繁栄したし、
兄が学校も結婚も決めてくれたそうです。
母は畏怖していたとも思います。

長女の私は母の理想の家長になるために
小さな頃から本当の自分の上に、
少しづつ母の理想の私を乗せていきました。

人からカッコいい、スゴい人と思われなくてはいけないので
難しいことを考えている重々しい人であろうとしました。

私の中に私が作った仮面のような人格があったのです。
実際に母からこういう人になってくれ、と言われた覚えはありません。
母の矛盾している発言の中から、母が本当に望んでいるだろうこと、を探りとって私は怒られないように捨てられないように、母の望む人にならなくてはと。
長い時間をかけて、無意識につくっていったのです。
自分が安心安全に生きていくために。

ヒプノ後の落とし込み

それは今の私には必要のないものでした。
それをセラピストさんは私の喉から取り出してくれました。

古びた、太いささくれだった縄状のものが
喉からズルズル引き出されていきます。
体中に詰め込まれていて、胃、腸、
背中からこぶしくらいの石が縄にからんで
ごろごろ出てきます。

出てくるたびに体が軽くなっていくのがわかります。
お腹も温かくなっていきます。

こんなのが詰め込んでいたんじゃ、軽く生きるの難しかったよね!と思います。

自分が言えずにフタしていた感情の数々でできているようでした。
取り出したのを麻袋に詰めて、(等身大くらい重さにすると50キロはありそう)
大きな大きなお焚き上げの火の中に入れます。
はじめ湿っていたそれは、黒い煙をもくもく立てていましたが
やがて赤いきれいな炎になって空にのぼっていきました。

いままでありがとう。さようなら。
子供のわたしが母に認めてもらいたくて、
詰め込んできたものたちでした。
私を守っていたのも事実。
これを手放すのが怖かったんです。
自分の存在価値が軽くなってしまうと思っていたから。
存在する理由がなくなってしまうと無意識に思っていたから。

怖れというオブラートに包まれて、その原因・理由というのが見えなくなっています。
私の感覚では、深いリラックス状態になると、顕在意識での思考のごちゃごちゃ、あーだこーだが静かになり、自分の素の感覚に近くなる感じがします。
普段は、怖れとくっついているから、本質本心が見えにくくなっている。思考(あたま)では『怖れ』は見たくないんです。触りたくないんです。感じたくないんです。だからなんとなく存在は知っているけど、無意識に避けています。こういうものだ、とか自分とくっついている感じです。
でも怖れは、感じきると消えていきます。観察すると消えていきます。観音のことだと思います。怖れの下の正体を見ると、ナーンだということが多いです。今の私からしたら大したことではないけど、子供の私には生きるか死ぬかの大問題だということです。

ヒプノ後の落とし込み

でも今の私には必要がないんです。
私は軽々と、そのままの、
そのまんまの私で生きていきたいからです。
人に舐められる私でいたい。
むしろ舐められたい。
舐められてなんぼ!
(セラピストさんが関西の方なのでそのノリになるのかなw)
そしたら舐められて喜んでいる私の姿が見えてきました。
とても楽しそうに笑っています。

「そのまんまがかわいい!」

と心から思いました。
自分で自分のことかわいいって思っちゃったよ〜
って照れましたw

シンプルが一番
まんまが一番
まんましかない。
あとはいらない。

へんなカッコつけの自分を手放しました。
舐められて喜ぶ自分。
それを発信していくこと。
私の喜びになる。

それが芯の強さになる。

燃やした灰の中から鏡が出てきました。
そのままありのままの私を映す鏡
だから普通の鏡。
毎日見ること。

鏡を見てると変化がわかる。
複雑になりそうな時、顔に出ている。
小さくしてネックレスにしてもらいました。
いつでも自分の顔が見れるように。

人に舐められちゃいけないと思い込んでいる自分がいました。
飼い猫に舐められちゃいけないと思っている自分もいました。
猫のモモはまんまでした。なにも装ってはいなかったのです。
私は余計なものを体の中に貼り付けて、それを猫に映して見ていたんです。

頼もしいキジ白ノラ猫からも教わりました。

自分から行動すること。それが大事。
欲しいものはそうして手に入る。
相手から嫌な反応があったら逃げればいい。
そうして出会ったいい人には
すり寄っていけばいい。
自分から行動して優しくしてもらえると嬉しいでしょ!

行動するからには、スゴいって
言われなきゃいけないって思っていました。
スゴい自分以外存在価値がないので、
スゴいって言われないかもしれない。。。(たいがい言われないからね)
それが怖くて、なんにも行動できませんでした。
でも、わたしは、そのまんまがかわいいので

そのまんまで行動します!
スゴくなくたっていいのです。

思い癖になっているので、実は燃やしたからといって、
ヒプノ受けたからといってすぐに軽々と行動できるわけではないんです。
以前の癖が出てきたら見つめる。(あ〜また出てきてるよ〜って)
自分が受け取ったもの、手放したものを何度も思い返し、
自分がどうありたいのかを意図して行動することがとても大事です😂

ヒプノ受けっぱなしじゃだめだよ

モモからのメッセージは
「もっと遊んでくれたら仲良くしてあげるのに」だって。
タイトルのテーマの猫のモモちゃんが大好きになったか?
というと普通で(^_^;)
でも単純なモモちゃんと遊んでいると
かわいいな〜と感じることが多くなりました。
なにしろモモのネガティブ要素は
私の思い込みだということに気づきましたので!
女の子らしくないのもこの子の個性!怖がりなのも個性!
「スカしてる」なんて私のことじゃん!😂恥ずかしい!

ヒプノセラピーカウンセラーの河口曉美さん、ありがとうございます♡
ヒプノ中の安心感はすばらしかったです。
おまかせして、私は好きなように動いて、
感じたことをそのまま口に出すことができました。
初めの方からずっと泣いてました😅
全部で3時間くらいのセッションになりましたか?

カウンセリングで雑談のように話した言葉から
私に必要なキーワードを拾ってくれました。
飼い猫のことから、自分の癖を芋づる式に導いていただきました。

私は今回のセッションでシンプルな自分を見つけました。
世の中にまんまな自分を出していきたいです。

河口曉美さんのヒプノセラピーご興味あります方はこちらからどうぞ♡
ハイヤーセルフリーディングもされています。こちらも超おすすめ。
ふわっとしていないスピな人です😁
https://akezuba.crayonsite.info/p/2/


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