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240206_情報量と咀嚼と

現実世界に登場する情報量がインターネットが一般の家庭で使用できるに伴い格段に増えました。これは一般企業のなかを見てもその傾向が見られますが、会社内のネット環境の中に様々なデータが格納されていると思いますがその格納量が格段に増えているハズです。ちょっと前まではその格納される情報は紙媒体でした。書庫などに情報が紙をベースに置かれている感じでしたがペーパーレスが進むに当たって、その書庫スペースもなくなり代わり物理的スペースを伴わないデジタル情報となりました。

これはこれで便利になったか?と言うと、便利な面もあれば不便な面もあります。まず紙でなく情報をデータで保存するとなると電氣代は増えます。情報を次の瞬間にも当たり前のように使えるようにするためには電力量が鍵となり、デジタル情報が増えれば増えるほど電氣代は増えることになります。そして電氣依存しているため電氣が使えなくなると当たり前ですがアクセスできなくなり簡単に終わります。

そんな外部の世界にどんどん情報が増えていることと反比例して空虚な人も増えます。増え過ぎた情報量に対処するためには受け入れる情報量を各段に小さくする必要があります。詰まり、間口を狭くしておくのです。間口を狭くしておくことで対処する情報量を減らす感じとなります。
街中を見ると虚ろな表情でスマホを見ながら歩く人が増えているのはそのためでしょう。虚ろな表情でラインをして虚ろな表情でコンテンツを眺めています。さらに酷い感じだと虚ろな表情でスマホ見ながら自転車を運転しています。
このような状態のときは膨大な情報量に対処できなくなった状態を表していて。

そして、ここが非常に重要だと思っているのですが。
現代人はいつでもどこでもコンテンツを空虚に眺めれる体制を作ったオカゲで食べ物を咀嚼する回数も昔に比べて段違いに減っていっています。これは御店を眺めてみるとわかるかと思いますが、スマホを片手に持ちながらランチを食べたりしている人をよく見かけます。この状態で食べ物を食べるとたぶんあまり咀嚼しないのです。
勿論、この傾向が昭和の時代から開始されていて。
三種の神器でテレビが一般家庭に登場してテレビを見ながら一家でご飯を食べるようになってから咀嚼回数が減るようになって、咀嚼しない代わりにお笑い番組を見て笑いながら食べ物をビールやお茶などの水分で流し込むようになりました。
これで便秘がちになる人も増え・・・。
そして高齢になったときに高確率で入れ歯になっていき・・・。
そして顎関節症とかいって段々噛めなくなってくるし・・・。
そして冷え性が加速し・・・。
そして高血圧が加速し・・・。
そして心臓が弱くなり不整脈が見られるようになり・・・。
と様々な負の連鎖が今になって続いています。

食べ物を咀嚼するとき、恐らくですがその食べ物の一部が体の一部となるように必要なもの、必要でないものをえり分けるために相当な情報量が脳で処理されることになると思いますが、この咀嚼回数の減少で脳で処理される情報量が減ることになります。
この咀嚼回数の減少の結果、少量の情報しか扱えないチャランポランな人種が誕生することになります。
使われなくなった体の部位や機能は退化し始めます。
最終的に退化して生きていくのが難しいと判断した人類は人工的に作ったデジタルボディ、仮想空間用のボディにシフトしていくであろうと思われます。

そこで永遠の命を手にするのです。
そして電氣が使えなくなったらその仮想空間に永遠に閉じ込められることになるんだろうと推測しています。

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