231018_空間の情報を入れ替えるとそこに出入りする人間が変化する
人間と空間はセットで存在していますが、普通に無意識で生きていると空氣のような感じで空間というものに意識を向けることが少ないと思います。そして通常ですと【自分は空間の中にいる】と思い込んでいます。
目で見ることが可能な可視領域となると日常、見えるのは空間に存在しているいくつかの物質とそこに現れる他人と自分の体の一部です。目で見れる範囲がそこまでですのでそれ以外の部分は普通だと無意識になります。
パソコンで例えるなら人は通常、デスクトップ画面のみに意識を向けることをやっていて。デスクトップ画面以外のところは普通は無関心という感じ。デスクトップ画面をそもそも成り立たせているものには無関心です。
しかし、よく考えてみるとホンの些細な部分でしかないデスクトップ画面を映すのに膨大な領域が存在していて、そこがデスクトップ画面に映し出しているものを支えているとなるとデスクトップ画面を映すことを支えている領域に意識を向けざるを得なくなります。
パソコンの仕組みとはまた異なりますが、普段、目の前の空間を支えているものがあってそれは目の前の空間に織り込まれているんだけど目では見えない。しかし、いったんそこに意識を向けるとその空間に畳み込まれているものが目で見えないんだけど、イメージとして描像できるようになってきますし察知できるようになってきます。詰まり、目の前の空間が空間であるためには仕組みというものが存在していて、そこを捉えることが出来るようになってきます。
その目の前の空間を成り立たせているものの一つに情報があります。本来、空間に情報が畳み込まれていて、その人が認識している領域に沿ったものが空間の中に展開されています。これは別の表現をするとその人のレベルに応じて空間の中に展開されている物質的に表現されるものが違ってくることを意味していて。
例えば、あるテナントさんがフロアを借りて、そこで商売を展開するとした場合、以前のテナントさんに関係する情報、その土地に蓄積している情報が空間に詰まっていたりして。この情報がこれから行う商売の邪魔になったりすることがあると思われます。そこで窓を開けて部屋の空氣を一新するようにそこの空間情報を何らかの方法で入れ替えるということを行うと商売の展開がガラリと変わっていきます。
これは自分が実際に事例として幾つか試した結果として言えるのですが、やっぱり空間の中に蓄積している情報というものがあるとしか考えられないなーと思わざるを得ない実際の結果をもとに導き出した結論です。
空間の中に蓄積している情報を入れ替えると、当然、人間と空間はセットで存在するものですから、そこに居合わせる人間の意識にも影響を与えることになります。
目の前の現実の変化はその人間の意識の変化により起こるものなので本人の意識変化が一番重要となるのですが空間の中に蓄積されている情報を変えることで間接的にそこにいる人間の意識に影響を与えることも可能だと思われます。
本来は【空間とは何か?】という定義問題があって、個々が認識している空間はそれぞれ別々に存在しているという話もあるのですが、現代人は自分と他人の空間を同一のものと認識している傾向にありますから、その同一と思い込んでいる空間に新しい情報を入れ込むだけで割と他人にも変化が出やすいのもあるかなーと思ったりしています。
ヒビキアマカム
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