Leo minor

私はエゴイストなんだ
君より私を平気で優先する
自分の心を無視してまで
他人と一緒に居られない

見た目はこんなナリだけど
中身は我儘な子供

おまけに頑固で
かと思えば、傷つきやすく
すぐに泣くよ

嫌になるよ、すぐに
それでも、君と一緒に居たいんだ
互いの本音、ひとつひとつ
掬い上げて
それはこの街の空に浮かぶ
姿を消した、見えない星を探すように

喩えば、天体観測
もしもあなたが付き合ってくれるなら
私はとても嬉しい

彼女が喜ぶなら平気で殺した本音
影で君が涙を隠して
まだ待っていることも知らずに

おめでとう
いま、君は幸せかい　

あなたはいつから
私の人生に登場した
もしも王子様が居るなら
私の場合は君だ
でも、どうかな
あなたはもう

叶わないよ、分かってるよ
叶ってもきっと、一度は誰かが傷つく
それでも流れ星、ひとつだけ

死にゆく光に願いを託すのは
甚だエゴを押し付けるようでさ
最期の姿を喜ぶのも奇妙な気がして
でも、
喩えば不死鳥のソレと似たようなものなら
再生、生命の循環
その力に乗っかって、頼むようなものかしら

まだ一度もこの口から
音にして伝えられていない
あなたが好きだよ
ずっと、ずっと

君は永遠に対して懐疑的だけれど
私の想いは軽くて息が長いんだ
私の魂がある限り

私はエゴイスト
君より私を平気で優先する
自分の心を無視してまで
他人と一緒に居られない

嫌になるでしょう、すぐに
それでも、君と一緒に居たいよ
互いの本音、ひとつひとつ
掬い上げて
それはこの街の空に浮かぶ
眩しくて見えない星を探すように

どんな形であってもいい
友達でいいから、近くで生きたい

喩えば、天体観測
もしもあなたが付き合ってくれるなら
私はとても嬉しい

幻でもいい、今あなたが居て
嘘でもいい、たった一言
大丈夫と言って、抱きしめてくれたなら
私は、きっと