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RPG的に楽しむ初心者ゴルフのすゝめ 前編
今年に入り自分はゴルフを「本格的」に始めた。
コロナ渦において密を回避でき、安全に行えるスポーツということで特に20代~30代のゴルフ人口が増えているというニュースも出ているが、自分はコロナだからというわけではなく、ゴルフ文化のある会社に入ったことがきっかけだった。
とはいえ冒頭で「本格的に」と書いたのは、ゴルフを始めた事自体は今回で3回目だったからだ。
この記事ではなぜ本格的に始めるまで3回かかったのかと、本格的に始めた今なにが楽しいかを書きたいと思います。
まず最初に始めたのは高校1年生の時、学校の部活の中に珍しいゴルフ部があったことが理由だ。普通に高校の時点でゴルフをやっているやつは稀で初心者でも入りやすいと思い、クラスの数人と一緒に入った。
しかしそのゴルフ部はゴルフエリートと初心者という二つにばっつり分かれていた。やる気のあるのかないのか分からない顧問にそれとなくスイングを教えてもらったり、なぜかゴルフクラブを持ってランニングをしたりという練習でなかなか上達しない状況にやる気が無くなったころ、我々初心者組とエリート組の同級生とでつかみ合いの喧嘩になった結果、ゴルフ部を辞めると共にゴルフ自体も辞めた。
この影響でゴルフをやってるやつなんて結局気取ったクソみたいなやつらばっかだという思いが溢れ、ずっと嫌いにすらなっていた。
時は10年程流れ25歳頃。社会人も2年か3年となり、大好きだったプロレスからも離れ、新しい遊びを探していた時にゴルフの打ちっぱなしに行くという遊びが選択肢に入ってきた。
高校の時は自宅付近にゴルフ練習場は無い上に、毎回3000円近く払わないといけないという状況でなかなか行けてなかったが、社会人になり懐事情もまあまあ良くなってきたので、お財布に抵抗なく行ける状態ではあった。
しかしこの2回目の始まりもほどなくして終わってしまった。
自己流で打ちっぱなしに行ったところで球になかなか当たらないわ、指の皮は剥けまくるわで1年も経たないうちに終焉を迎えた。
そして、この時に思った
結局ゴルフはレッスンを受けないと上達しないし、コースに行くという目標が無ければ楽しくないわ・・・
前置きが長くなったが、ゴルフというのは凄く敷居の高いスポーツだと始めた今でも改めて思う。コロナで若者の人口は増えているものの、ゴルフ人口自体はピーク時に比べると半分まで落ちているらしい。
そりゃそうだ、まだ娯楽の少なかった時代に親しまれていたゴルフがいまだに昔と変わらない敷居がある状態で競技人口をキープできるはずはない。
昔は「接待ゴルフ」という文化が社会にかなり根付いていたので、社会人のたしなみとしてゴルフをやる必要があった。しかし2000年代以降ITベンチャー企業が増加するとともにその文化も廃れ、自分がIT系企業だったため、ゴルフ文化には触れないまま社会人を過ごしていた。
では何故今年に入り本格的に始めたかというと、先に書いた理由そのままで、ゴルフ文化のある会社に転職したからである。
とはいえ嫌々やっているという事は毛頭なく、寧ろこの状況を待ち望んでいた。いつかちゃんとゴルフをやり切りたいと思っていたが、今までは敷居の一つであるコースに連れて行ってくれる人が周りにいなかったので、今回ようやくその敷居が一つ無くなったのだ。
もう一つの敷居であるレッスンだが、大きく分けて二つ方法がある。
一つはゴルフ練習場に行き、一回数十分のレッスンを受ける方法と、ゴルフスクールに通う方法だ。前者は一回3000円ほど、後者は一か月数万円という感じで初心者としては悩むところだった。
特にゴルフスクールはジムと同じように設備やマンツーマン度合いによって金額が大きく変わってくるので、初期投資を抑えたい自分は通い放題でグループレッスン形式の割と安め(月2万円以下)のスクールに通う事にした。
そう、これでようやくスタートラインに立てたのである。
ゴルフ始めたいなぁ・・・と思っても、これだけの環境の整え方が必要なのだ。
いや、もっというとまだこの時点でも整えきれていないのだが、1回でまとめようとおもったこのノート、書くことが意外に多くて長くなったので後編に続く。
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