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10年に一度の傑作TANAKER TV視聴録8月②

8月前半はオリンピック中ということもあり、バラエティはやや低調というか、傑作選、総集編などが多かった。noteのネタ探しをしていただけどなかなか無かったので、自然とYouTubeの視聴時間が増えていった。

今のYouTubeコンテンツ的にもテレビやお笑いが大好きであればあるほど、YouTubeを見る時間が増えるような映像が多くなっているのでこういうニュースがでるのは必然だなと思う。

しかし8月下旬に入ると、いくつか怪作の番組が出てきた。

ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 8月22日放送分

前週に「TANAKER」という予告を見たときにハッとした。これはあの伝説の田中密着企画、「我が田中」の再来なのではないかと。

2012年に放送された我が田中は、急に荒れ出したというココリコ田中直樹の普段の生活に密着するという映像だったのだが、この田中の狂気的な演技と普段の温厚さのギャップで衝撃的な面白さを見せてくれたガキの使い屈指の名作だ。

TANAKERが映画JOKERのパロディという事は分かったので、再びあの狂気を田中が纏ってくれる期待で番組を見ていた。

オープニングからJOKERのペイント、衣装そのままで現れる田中。過去の自分へのガキ使メンバーからの仕打ちを映像で振り返りながら、強烈に浜田をはじめ、メンバーを狂気を纏いDISりまくる。今週はこのテイストで総集編的になるのかと思いきや後半から場面は移り、田中以外のメンバーが「5人で100ラリー続けましょう~!!」というバドミントンの企画が始まる。

そこにTANAKERが現れるが、メンバーは田中の姿が見えないという設定になっている。それを良しとTANAKERはJOKERのように狂気じみた笑いとダンスをしながら容赦なく顔面パイをメンバーに浴びせ続けるという内容だった。

我が田中とはまた違う最高の狂気を見せてくれたTANAKER。田中のJOKERコスが本当にぴったり似合うのでそれが面白さを増強させてくれる。既に一週間で5回は見返していて、それでもまだ爆笑できるので落ち込んだ時には必ず見たい回である。


芸能人が本気で考えた!ドッキリGP ドッキリも地球を救う4時間TVSP 8月21日放送分

4時間の超長尺のスペシャルの中で、こちらも狂気をまとったドッキリ企画があった。

催眠術でドッキリ無限ループ」という企画で、ターゲットは髭男爵のひぐちくん。ひぐちくんは催眠術師十文字幻斎が言うに芸能人一催眠術にかかりやすい体質らしく、今回のドッキリでは、ひぐちくんに催眠術をかけてドッキリをやった後に記憶を消して再度同じドッキリを何度もかけるという、倫理観ギリギリのドッキリというか、ほぼ人体実験に近い企画だった。

ドッキリ自体は健康診断を受ける際に検尿をしてもらうためトイレの個室に入ると、ネズミ型の小型爆弾が入ってきて爆発するというもの。そしてそのドッキリ終了後に控室に戻ると、十文字幻斎が待ち構えて、一瞬で催眠術にかけ、ひぐちくんを眠らせてしまう。目覚めたひぐちくんはそれまでの記憶を一切なくしてドッキリのスタートに戻るという流れだった。(ちなみに自分は催眠術はかかる人には本当にかかるものと思ってる人です)

1回目のドッキリ終了後、催眠術にかかり、見事に記憶を無くして2回目の世界に入ってしまうひぐちくん。興味深かったのが、ドッキリの前後のインタビューにも1回目と同じ内容の受け答えをするひぐちくん。2回目のドッキリを終え控室に戻ると、再び十文字幻斎が待ち受けていた。

彼の行くところにはひまわりがあるのだが、ループのたびにその本数が増えいき、本数がループの回数を表しているのだが、それがなんと8本になるまでドッキリは続いたのだった。

これはもう完全にミステリー作品でしかない。2回目までは笑えていたが、さすがに最終的には笑いではなく恐怖に近い感覚になっていた。

最終的にひぐちくんも自分で気づいたわけではなく、8回終わった時点でネタ晴らしをして気づいたのだが、本人も記憶のどこかにうっすらある程度らしく、最終的に催眠術の恐ろしさと可能性を伝える内容になっていた。

案の定放送後はプチ炎上をしていたので、今後このレベルのドッキリはもう見れないと思う。

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