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『勝利にこだわってほしい』チェルシーvsアーセナル[プレビュー]【20-21プレミアリーグ第36節】

まだELショックから抜け切れていません。メランコです。

今回は、今勢いに乗りに乗っているチェルシーとのビッグロンドンダービーのプレビューです。

この試合を選手起用の実験場として使うのも全然アリだとは思うのですが、自分的には全力で勝負を挑んでほしいと思っています。

そんなわけで、"勝ちにこだわって戦う"という前提での記事になっています。

それでは本編に移ります!!

↓↓↓

◯トゥヘル就任からの戦績がエグい

トゥヘルが指揮した全25試合の戦績は17勝6分2敗。

勝率68%。UCL決勝ラウンド/FA杯が9試合入っていてこの数字は驚異的だと思う。

リバプール、スパーズ、A.マドリード(×2)、R.マドリード、マン・シティ(×2)といった、錚々たるクラブを退けている。

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さらに、2敗のうちの1敗、CLラウンド8ポルト戦2legは消化試合と言えるもの。

実質的な敗戦はWBAにしか喫していない。(プレミアの面白さが垣間見えるが置いておいて)

この快進撃は、決して解任ブーストなどではない。


【チェルシーの戦術紹介】

《攻撃》:3-4-3でのポジショナルプレー

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シーズン途中からの就任にも関わらず、わずか4ヵ月程でここまで整備できてしまっているトゥヘル。本当に凄い監督だなぁと感じる。

"どちらか片方だけ"ではなく、パスワークからの中央突破も、DFラインからのロングボールの両方が共に強力なのがこのチームの凄さだと思う。

完璧に対応するのは本当に難しい。


《守備》:5-2-3での追い込み漁

豪華なタレントが豊富なため、どうしても攻撃面に目が行きがちになるが、その裏で守備も本当に安定している。(ボールを長く保持できる構造が作れている証拠でもある。)

就任からの15試合で11回のクリーンシートはPL新記録。

トゥヘル本当に凄すぎる…

そんな堅守を生み出しているシステムがコチラ。

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いわゆる5-2-3での同サイド圧縮。(画像内の5-3-2は誤りです。すいません。)

相手のビルドアップに対して"プレスで引っかけて一気に"というゴールも量産しているので要注意。



【チェルシーへの対策案】

《対攻撃》

第32節でブライトンが見せていた"ビルドアップ対策"がとても有効だと思ったので紹介。

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この試合のスタッツはこんな感じ。

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ポゼッションはチェルシー優位なもののシュート数はブライトンが多い。

この2つの数字からも読みとれるが、90分通してブライトンの前プレが効果的で、チェルシーが手こずって中々前進できていなかった印象。

実際に、ブライトンは"チェルシーのビルドアップを引っかけて"ビッグチャンスを2,3個作った。

‥‥‥‥‥

◯ブライトンのビルドアップ封じ

そんな"ブライトンのビルドアップ対策"はこちら。

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ダブルボランチのケアに人数をかけて、中央は絶対通させないという守備。

さらにサイドはWB、DFライン裏は3トップに数的優位を保つことでケアしている。


これをアーセナルでやるならば…

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《対守備》

"ビルドアップ→押し込んで打開"というアーセナルが理想とするカタチだけで崩すのは正直厳しいと思う。

そのため、いつものビルドアップにチェルシー打開策をプラスで用意するべきだと思った。


自分が考えてみた打開策はこちら。

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先日のシティの先制点も、このようなシンプルなCBからのロングボールから生まれている。

ルイス抜きで誰か正確なロングフィードを蹴れる選手はいるのか?ということが大きな障壁になるが、チェンバースならイケるのでは?と考えている。

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