~頂上決戦~ユベントスVSナポリ【コッパ・イタリア決勝】プレビュー
<事前情報>
【ここ6試合の成績】
⇒ナポリ2勝、ユベントス4勝
【直近のスタメン(予想スタメン)】
*オスピナは出場停止なのでメレトが出場するだろう
<両チームのストロングポイント>
【ユベントス】
・選手の質の高さと、圧倒的な層の厚さ
・ボール保持に長けた監督,選手がそろっていて、ボールを持つことによって試合の主導権をほぼ確実に握ることができる。今シーズンの平均ポゼッション率は57.1%で、パス成功率は87.7%である。(*whoscored参照)
【ナポリ】
・ユベントスには劣るが、十二分な選手の質、選手層の厚さ
・ボールを保持するチームに対して非常に有効な、中央を固める組織的な守備のシステムが浸透させられていて、実際に準決勝のインテル戦でも機能していた。
<両チームの抱える課題/ウィークポイント>
【ユベントス】⇒左サイドの渋滞
コスタ、マチュイディ、サンドロの3人同時起用の時に生じる問題である。
原因は、3人のプレースタイルの組み合わせが悪いことだ。
コスタは左足でのドリブルを好む選手で、右足でのプレーは得意でないのかあまり見うけられない。この特性から、左サイドに置かれると、縦への突破が主なプレーになる。大外のレーンはコスタが使うことになる。
また、ハーフスペースはマチュイディのプレーエリアになっている。マチュイディは豊富な運動量と的確なポジショニング能力を兼ね備えた選手で、90分通して、攻守に貢献できる。ハーフスペースも使えるといっても、マチュイディの主なプレーエリアはやはり中盤であり、それら2つの役割を完璧にこなすことはできていない。
そしてサンドロは後方で余ってしまっている。
この状況は少しの工夫で解決できる。その一例を紹介しておく。
サッリ監督の修正を楽しみにしている。
【ナポリ】⇒ポゼッションすることに苦戦するためカウンター頼りに…
インテル戦でも、ビルドアップ時に、2トップ+エリクセンの3枚のプレスとMF陣へのマークで、完璧にプレスをはめられていた。それなのに、ガットゥーゾ監督は修正しなったことから、ビルドアップは選手の機転にまかせているのだと予測した。
ユベントスは、アンカーのピャニッチすら上がってプレスに来ることがある程ハイプレスなので、インテル戦以上にポゼッションできないだろう。
ポゼッションできないとなると、攻撃はロングボールのカウンターになるだろう。(プレスをはめられてもショートパスを繋いで、潰され、ショートカウンターに持っていかれる気がするが……)
インシーニェとメルテンス2人に期待する(頼る)しかない。
試合展開の予想
・ユベントスがボール保持しながら攻撃を組み立てる。ナポリは中央を固めたブロックで応戦。
・ナポリがボールを持っても、ユベントスのハイプレスにはめられて、ロングボール/潰されるのどちらにせよ即ユベントスが奪い返す。
(⇒ユベントスがボールを持つ。ナポリはどこまで耐えられるのか?)
・ナポリが点を取れるかどうかは、DFラインの裏を何回とれるかどうかにかかっていると言える。
・ユベントスの攻撃は、メンツこそ豪華だが、ミラン戦の状態では、ナポリの守備陣は崩せないだろう。攻撃の完成度が低い状態だった場合は、ユベントスもショートカウンターがカギになる。
どの試合にも言えることだが、先制点をとれたチームが、修正策を先手先手で打てることになるため、先制点を取れた方が優勢になる。現段階だと、どちらも何とも言えないチームの仕上がりなので、互角といっていいだろう。
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