『息つく暇がない』マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナル[プレビュー]【20-21プレミアリーグ第７節】

メランコ

2020年10月31日 16:28

【事前情報】

・直近４試合の戦績はアーセナルの2W2Dで負けなし。

・オールドトラフォードでの試合となるのだが、今季のユナイテッドはオールドトラフォードでの３試合で勝ち点１しか取れていない。

・現在アーセナルは２連敗中だが、３連敗となるとアルテタ体制ワースト記録になってしまう。

⇨"対ユナイテッド"を考えるとポジティブな要素が多いものの、チーム状況は少し不安。

[引用元]　
https://www.bbc.com/sport/football/54679344

【ユナイテッド分析】

元々、個々にフォーカスすると素晴らしいが、まったく整備が行き届いていないような組織だった。

そんなチームにB.フェルナンデスが加わり、ピッチ全体に顔を出し、サイドへの展開や縦パスでボールの循環をスムーズにして、クセの強い選手たちをまとめ上げている。

ただ、ポジショニングの悪さは未改善で、SBとWG双方が大外のレーンを使おうとするので渋滞が多発している。

《個人的に怖さを感じるプレー》

○CB(特にマグワイア)から出てくる、"CF/WGに向けたロングボール"

無理に後ろから繋ごうとせず、ビルドアップに詰まったらすぐにロングボールに切り替えてくる。
そして、単純なロングボールだとしても、前線の選手たちのクオリティでゴールまで漕ぎつけてしまう。
正直、１番怖い攻撃パターンだと感じた。

○たまに出る"ハイプレス"

ユナイテッドの前線は、ネガティブトランジションが良いわけではないのだが、相手がビルドアップでもたついていると、いつのまにかハイプレスが始まっていることがしばしば。
元々のスピードが超速い選手ばかりなので、プレスのスピードも超速く、かなりの圧力がかかっているように見えた。

《ユナイテッドのプレスの特徴と弱点》

プレスの怖さも、特徴をつかんでしまえば恐れることはない。

・前線の選手たちのスピードがとてつもなく速いため、プレスの迫力も凄い

・相手DFラインに同数を当てるため、"B.フェルナンデス脇"が空きがちに

・ボールサイドのSBは相手SB/WBをチェックしにかなり前へ出てくるため、"SB裏"も広大に空く(DFライン全体がスライドして３バック化して対応する)

・CF/WG/WBが前へ出ていってプレスをかけるため"ボランチ脇"も空く

(※ユナイテッドの試合を数試合見て感じた個人的な印象の話です。)