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ダンゴムシに孤独を救われた女2023

いつの間にか11月に入っていて驚いた。
今年は夏が長いせいか、例年以上に後半戦のスピード感がすさまじいように感じる。
しかも未だに夏日を記録する日があり、どなたかがTwitter(かたくなにXとはいわない)で「夏、余ってたの?『余ってるのでよかったら……』っておすそわけするのなしにしよう」みたいなことを言っていて、ふふっと笑った。
変な気候。

前回のはるちゃんの日記を読んで、うれしかったことと考えさせられることがあったんだよね。
「男性というものがあまり好きじゃない」という言葉にかなり納得するところがあって、この納得というのは、同意という意味でもあり、はるちゃんも“そう”だよね、と今まで確かめるようなことはしてこなかったけれど、やっぱりそういうところで共通していたんだなという意味でもあるのだけど。

それは純粋に仲間意識というかたちで喜ばしいことでもあるのだけど、一方で、私の周りにはとかく“そういう”人が多くて、どうしたって女性にそう思わせる社会の仕組みがあるってことなんだよなー、とか、類友同士で集まってしまったのかなー、とか、いろいろと考えさせられた。

まぁ考えてもどうしようもないことなので(社会課題についてはずっと発言していくし、類友だろうが「このコミュニティ上で常識化しているものは絶対的な常識ではない」という意識さえ自分が持ちつづけていれば、視野が狭くなるどころか仲間を得られて力は増すばかりなので)そんなことより、ふてぶてしくなってよかったね、ということと自ら男性が好きじゃないと言うはるちゃんが安心できる男性と出会って結婚したことを喜びたい。

ズーについては、解説を受けてなおさら、やっぱり動物と接するうえで“正しい”愛なのでは?なんていう感情が芽生えました。
愛に正しいもくそもないんだが。
だからこそ正しい愛を探していきたいと思う。なんてことを言ってみる。

ちなみにこの日記を読んだあとに「伴侶動物」という言葉が広まってきているというのも知った。
同義で「コンパニオンアニマル」といわれることもあるらしいのだけど(「コンパニオン」には「伴侶」とはおよそ違う意味合いを感じるので、それが同義であることが不思議なんだが)、なんにせよ「愛玩動物」という表現に違和感を覚えていた人が多くいたことの表れのようで、少し安堵。

さて、私の近況といえば、もっぱら転職活動です。
以前の日記ではたしかコロナ後遺症でなかなかやる気スイッチが入れられず、なんとなく2社くらい受けていたかなというざっくり記憶(読み返せ)なのだけど、いまは結構進んでいて、ガッチガチゴッリゴリに本命も進んでいたりします。
(ひ~次の私の番のときはどういう状況なのか……)

各社課題とかもあったのでバタバタしていたのだけど、そろそろ大詰め(だがこれで終わらせられなかったらまた一からリスタート)。
そこでなんだか、改めて自分が今後やりたいものも見えてきたような気がします。

そもそも私は幼稚園児のころから「夢は小説家」と公言しており、実際に1冊出版してからは「物語を作ること」から「文字で発信すること」にだんだんと「書くこと」がグラデーションしてきたくらいで、「一生文章で食っていきたい」というブレない軸があったので、むしろそれが邪魔してあまり具体的なキャリアプラン、たとえば5年後、10年後どうなっていたいか~みたいなあれを考えてこなかったんだなーなんて、自省のきっかけになりました。

↑なんてことを書いていたのが11月11日。

本日は11/30です。
どうやらタイムスリップしたようだ。

その後、5~7日間単位で、疲弊→切り替え→疲弊→切り替えを繰り返す、なかなか忙しい転職活動でした。
過去形にしたけど、まだ続けています。
上で話していたゴリゴリの本命は、緊張しすぎて面接で大失敗し、そのまま終わりました。

とはいえ一応2番目に行きたかった会社からは内定をもらったので、ひと段落はついた。
けど、条件が一部合わないので判断できずに他社の選考も進めたら、また新たに入社意欲のかなり高まる会社を見つけてしまって現在進行中……のところ。

気がつけば数日後にははるちゃんと会うわけだし、いくらなんでも時が経つのが早すぎる。

このままどっぷり転職活動の話をするけど、11/11~11/30の空白の期間にまた新しい発見もありました。
発見というか、知ってはいたんだけど改めて再発見というか。

転職活動は孤独だということ。
気がつけば周りは会社員経験がなかったり転職経験のなかったりする人ばかりで、いまいち現代令和2023年の転職活動のあれこれが通じないし、ましてやさらに「編集者(兼ライター)」に絞るとなおさら通じない。

それを毎回会う人会う人に説明する気力も親切心も私にはないので、「いっそ話さない」に振り切って暮らしていたら、心がどんどん疲れきってしまって無性に寂しくなってしまった。

そういや今までの転職活動時には必ず「仲のいい同僚」というものがいたので、職種が同じことはあまりなかった気がするけど、毎日顔を合わせるからぽつりぽつりと話すうちに状況を理解してくれて結構伝わる部分があったよなぁなんて。

転職時には毎回「次の会社でもひとりはその後も関係が途切れない友だちをつくる」を裏テーマにしているのだけど、いまの会社ばかりは達成できず。
こんなことは初めてなのだけど、まぁそれ自体はもはや諦めているからいいのだけど、てか私語厳禁で友だちなんかできるわけないし。
しかしこの環境が孤独感を加速させて、自他ともに認めるポジティブ野郎も結構へこたれたりしました。

行きたかった会社に落とされるだけで自己を否定できるほど依存性の高い人間ではないが、それでも多少は「求める要素が私に足りなかったのだな」と小さなシミを落とすし、いまの時代もなお平気で圧迫面接をしたりわざと態度の悪さを前面に押し出してくる会社(というかいずれも最終面接時なので押し出しているのは社長個人の思想かも)もあるし、だんだん心がざらざらしてくる感じがあったりなかったり。

で、それを強引に切り替えて前向きに突き進んだり。
っていうのが5~7日のターンで入れ替わっていたわけだ。
特に今回の転職は今までの転職よりも年齢が上がっているので、それを理由に落とされる機会も多くて、心を鈍感にしようと鎧を被る時期もあった気がする。

こないだとむちゃんとしんちゃんとシロさんと飲んだんだけど(名前出しちゃったけどあだ名だしいいか)、しんちゃんが海外のダンゴムシについて嬉々として話していて、なんか妙にそれが楽しくて、心が潤ったような気がして、それで「あー私孤独だったんだな」と気づいたのです。

これからは「ダンゴムシに孤独を救われた女」でやっていく所存。
略して「ダンスク」よろしくね☆

と、そんな1か月でした。
駆け足で長文書きなぐったけども笑。

書きはじめのころとすっかり気候も変わって、最近はむしろ「1月中旬の寒さです」なんてフレーズも聞くくらい気温の低い日が多いね。
もうすぐ2023年も終わるけど、はるちゃんは今年の目標は全部達成した?


P.S. なお今回のトプ画は実際に今現在進行形で使用している職務経歴書の一部を切り取ったもの。まだ転職活動終わっていないのにネットに置いて大丈夫か?とは思ったけど、「嘘はありません!」「はずかしげもなく言える経歴です!」アピールにもなるかと思って特に加工もせず出した。

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