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M11 Monochromeを買うことにした

飛行機写真オタクはかく語りき

私が写真を撮り始めたのは16歳ぐらいだっただろうか?飛行機が好きで好きでたまらなくて一眼レフカメラを買い、望遠レンズを買って毎週飛行機を取りに行っていた。当時は飛行機がメインなので付き合っていた彼女の写真を撮ることは皆無で風景も何も興味が無かった。

ある日のホンダジェット

以来30年近く飛行機の写真を7割、2割は自分が関連するイベント、時々家族の写真を撮るぐらいだった。ところがこの家族写真が大きく転機を迎えさせることになる。10年ほど前に父が他界したのだが、その時の遺影は何かのついでに撮った写るんですの写真になっていた。

最近になって自分の写真フォルダを整理していたら、帰省したときに自分のα7で撮影した両親の写真が出てきた。とても自然な笑顔で実家の玄関前で撮った写真だが、玄関そのものは写っていないのだけど実家を知る人であればその写真が玄関前の階段で撮ったことは一目瞭然の写真だった。

両親の写真

この写真は10年以上前に撮ったはずなのだが、写真を見る度に父が好きだった鰻屋さんに出かける前に撮った写真である事や父の当時着ていた両親の服の色が思い出された。そのあたりからポートレートとかスナップって面白いなと思い始めた。
それ以降は気が向いた時にはモノクロ写真を撮ってみたりしていたのだが、いよいよ自分の趣味として撮りたいなと思うようになり、そのタイミングで会社の同僚がM11Pを買った話を聞いてライカを買おうかなぁ・・・と考え出した。

ライカの何を買うか?

M11を買うとしてどの機種を買うかというところで少し悩んだ結果、現在持っているα7S3はカラー用として記録として写真を撮るとか飛行機写真を撮るなどの用途に残しておいて、家族友人などのポートレートやスナップはM11、しかもモノクロ写真で敢えて記憶にできるカメラにしようと自分の中で整理を付けてM11Monochromeを購入する事にした。

カラーは記録写真、モノクロームは記憶写真。モノクロはその場に居た人の記憶を呼び出して脳内で着色し記憶を何度も蘇らせる

ごー語録

レンズはどうする?

レンズを決めるのもかなり悩んだ。コシナのvoigtlanderなら10万前後でかなり良い写りのレンズが沢山出ているし、voigtlander自体がその歴史だけでも相当語れる歴史があって今は日本の光学機器メーカーがそのブランドを引きついているというロマンある製品でもある。しかも写りはライカレンズと比較しても遜色ない。画角は50mmで想定していたのでコシナで行くならこの二つを想定してた。

  • APO-LANTHAR 50mm F1.2

  • NOKTON 50mm F1.2

が、実際にライカストアでレンズの実物を見るとその美しさに魅了されてしまった。論理的かつ合理的判断では写りの差は細かなところ見れば出るが、全体としては大きな違いではないし、その差と価格差を考えるとコスパは断然コシナ製なのは間違いない。それでも判断をコシナ製に出来ないのはライカレンズの美しさとライカらしい写りをするレンズであるからではないかと思っている。で、ライカレンズは何を比較検討したかというと・・・

  • APO Summicron 50mm F1.4

  • Summicron 50mm

  • Sumilux 50mm

  • Noctilx 50mm

色々と検討した結果、一旦ライカの基準原器となるレンズを買っておけば、その後にライカレンズを追加するにしても他社製レンズにしても基準から見てどうなのか?などを考えて住み分けも出来るのではないかなと考えた結果、APO Summicron 50mmを購入する事にした。
周りの友人からはその組み合わせでファーストライカに行くかと「こいつ確実に諸々沼るな」という対応を取られたけど、沼ることなくライカライフを楽しもうと考えています。

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