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⑨悪魔の現れるロックなんて~!😱🇧🇪

今と違って僕の学生の頃は、ネットなんてものはなかったし、情報誌も僅かしかありませんでした。

情報源は殆ど友人からの口コミだったのです。

ある日、友人がある雑誌の面白い特集を教えてくれた。
タイトルにはこう書いてありました。

〝お嬢さん、買ってみるかネ、フッフッフ・・・レコードカタログ/不気味サウンド編〟

20枚のアルバムが紹介されている僅か2ページの特集カタログ。

その中で僕はあるアルバムのレビューに惹きつけられたんです。
そこにはこう書かれていたのです。
(当時の記事をそのまま転載します)

〝ベルギー出身のユニヴェル・ゼロヨーロッパの暗さを一身に背負ったような暗黒のバンドだ。その不気味なシンフォニック・サウンドからは、光のひとかけらさえ発見する事は出来ない。彼の価値観はすべて暗さの上に成り立っているに違いない。このカタログの中でも1,2を争う世紀末大不気味アルバムだ。〟

これがそのレコードカタログ/不気味サウンド編

♬ユニヴェル・ゼロ/La Faulx (1979年/ベルギー)
https://youtu.be/M3vJd2YfZ5A

これは、彼らのセカンド・アルバム「HERESIE」から。

もちろん、このレコード・アルバム、探し出して買いました。

彼らは、いわゆるチェンバー・ロックの先駆けとなったロック・バンドです。
チェンバー・プログレとも呼ばれたりしています。
※チェンバーとは室内管弦楽団のこと。

聴けば分かるとおり、あの、カタログのレビューは大袈裟ではなかった😨


♪ミサ?儀式?でも行っているのだろうか?
そして、、、
6:40あたりから聴いてみてください♬


因みに僕はblog名に付けてるように、😇天使のような美しい音楽と、真逆の👿悪魔のように闇にうごめく邪術的、退廃的な音楽も好きなんです(笑)


この曲の中間部以降の楽しみ方は、やたら、拍子がコロコロ変わる先を読めない面白さと、変拍子!5/47/410/8が出て来たりするので、ちゃんと作曲してるなぁー、と思って聴いてみてください。

作曲者はおそらく作曲イメージを妥協せず制作したんだろうなーというカッコ良さも好きですね🤣


それと、初めて聴いた時思ったのが、この作品をアルバム・リリースしてくれるレコード会社、音楽産業って!!
ヨーロッパは芸術に対しての評価は正当なんだと、、、?

暑くて寝苦しい夜に肝を冷やしてみませんか?😱

当時、車の免許取り立てだった友人、音楽仲間たちとで、この曲など不気味サウンドを集めたカセット・テープを作ってそれを流しながら、深夜に車から降りて墓地を徘徊するという悪趣味なツアーをよく行なっていました、、、
神戸の大きな墓園は制覇しました(笑)。


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