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お爺さん(74歳)の思い出   その35 父とのこと

父とは、よくもまぁあれだけ喧嘩をしたなぁーと思う。

父は真っ直ぐな人で、何事も手抜きをしない。上手や器用ではないが、最後までやり通す。そんな人だったと思う。

例えば、一緒に仕事をするときに、その日の仕事の目標(やりたい事、やりたい量)
を決める、そして仕事を始める。午後から夕方にかけて、終わりが見えて来る。

私は、その日の決めたノルマを、早くやり上げるため、休みもそこそこに仕事に没頭する。
勿論父もそうである。

終わりが見えてからが、二人の意見がわかれる。

父は、ノルマが早く終われば、次の仕事をやりはじめる。私は、その日のノルマをやり上げたら、そこで仕事をやめて、自分の時間にする。

そこが、父と私の考えの違いで、度々衝突する原因である。

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私は、、まだ若いので他にもやりたい事がいっぱいあった。

父は、貧乏の家で育ったので、一刻も早く貧乏を脱出しようと、兎に角一生懸命仕事にうちこんだ。

大人になって父の思いが、段々わかってきたが、その当時は、決めらるた仕事をしたのだから、後は自分の好きな事をしてよいだろう!と、父に反発していた。

今、世の中は働き方改革が、声高に叫ばれている。昔の話をすると笑われるかもしれないが、戦後の混乱期を経験し、乗り越えて生活するには、人並みでは出来なかったことかもしれない。

仕事といえば、もう一つ面白いエピソードがある。

父は、タバコを吸っていました。仕事の合間に休憩をする時に、父が小休止と言ったら、タバコの半分を吸う時間、休むという事であった。

当時は、ゴールデンバットという、両切りのタバコがあり、そのタバコの半分を、パイプにさして吸うのである。その時間が休憩時間である。

だから、小休止と父が言ったら、直ぐに仕事を投げたし休憩した事を思い出す。

大休止と言ったら、タバコを一本吸う時間休憩できた。

父は兵隊上がりであったことからか、その辺は厳格で徹底していた。

面白くもない話をダラダラと、書いてますが、私にとっては貴重な思い出であります。

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました😊

今後もよろしくお願いします。

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