Sunaga T Experience / Gemini IV Space Nova
須永辰緒のソロユニット、Sunaga T Experienceもビッグビートそのものではないものの、シーン周辺の音楽として外すことができない。彼が初期のプロデューサーを務めた渋谷オルガンバーには、小西康陽、コモエスタ八重樫、FPMの田中知之、池田正典を中心に日本のビッグビートシーンに影響を与えたDJが多数出演していた。Sunaga T Experience名義での1stリリースGemini IV Space Novaは宇宙関連のアナウンスや韓国語のナレーションにボッサブレイクビーツ、短波音など様々なコラージュが組み合わさり、浮遊感のある独特な音になっている。須永辰緒の宇宙趣味が全面に出た初期の傑作である。須永がハウスではなくヒップホップ出身であり、さらにはパンクをルーツに持つこともこの音をビッグビート的に鳴らしている要因だろう。
（この音源はアルバム収録のGemini IV Space Dub!だが、勝手PVが非常によいのでこっちで）
収録
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