見出し画像

28. [婚活1人目] 持ち家があるAさん その③

前の話はこちら その②

「会社の周りには男性社員しかいなくて、出会いとか本当に無なくて。だからこの年まで独り身で」

「時々、中途で入ってくる事務員さんとかは既婚者なんでね。あと若すぎたり、彼氏いたりするんで」

画像1

「はぁ……」
既婚・彼氏がいなかったら、狙うんかいーと心で突っ込みながら聞いていた。

すると
「実は僕……20の時から12年お付き合いしてた人がいたんです。」

初対面のしかもお見合い相手に過去の恋愛話するんだとちょっと驚いた。
そんなことは気にもせず、またAさんは語り始めた。

「32歳の時に、彼女からいきなり”いつまで待たせるの私もう待てない”と言われて振られちゃったんですよ」

「もちろん僕は、結婚するつもりだったんですけどね。なんかプロポーズのタイミングがわからなくて。とても悲しかったです」
と淡々と話をつづけた。

「はぁそうですか、、、」

12年も付き合っておいて、、、
なんでそんなに待たせたのか。

「あの、別れる時に結婚しようといわなかったのですか?」

「もう遅いって、言われちゃいました。」

(たしかに。)

「36子さん、、、12年も付き合った相手にいきなり別れられた僕の気持ちわかりますかっ!!!」

と 、急に上目遣いの涙目で言われた。

画像2

(はっ?わからんし!!なんで急に泣くのさ)

自分は相談相手ではない!
結婚相談所で紹介された一様見合い相手なんですけど、、、、、。

Aさんの慰めの言葉を言ってくださいの態度にも
なんか頭にきた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?