見出し画像

欲を捨てることと求めること

あるグル(導師)は『欲を捨てろ』『求めてはいけない』と言いました。
 
一方、別のグルは『求めよさらば与えられん』と言いました。
 
このようにグル達は正反対の教えを当たり前のように言います。
 
なぜかというと、弟子の心の状態を見て最適な教えを与えるからです。
 
例えばグルが弟子の欲に我善しの前提があると判断した場合、欲を捨てろと教えます。
 
また行為の前提が神心に則ったものだと判断した場合、求めなさいと言います。
 
グルは口にする言葉などの行為ではなく、前提を見ているんです。
 
私の師匠もそうでした。
 
常に前提をみているから、巧みな言葉を駆使して良く見せようとしても、簡単に見破るんです。
 
同時によく言われたのが意味を語りなさいということです。
 
あらゆる行為の元には必ず、意味があります。
 
意味を語ることは、一切の行為の前提に気づくことになります。
 
これが内側を見ることで、これを続けることで心は静かになっていくんです。
 
『知識というものは心を静かにするためにあるんだ』
 
昔に師匠から言われた言葉です。
 
心を静かにすることは神心に近づくこと、真理を理解することになります。
 
故に心を静かにするためのものは貪欲に求めればいいんです。
 
以下は日月神示の一文です。
 
 
日月神示
【黄金の巻 75帖】
戦や天災では改心出来ん。
三千世界の立て直しであるから、誰によらん。
下の神々様もアフンの仕組で、見事成就さすのであるが、よく神示読めば、心で読めば、仕組九分通りはわかるのであるぞ。
死ぬ時の想念がそのまま続くのであるから、その想念のままの世界に住むのであるぞ。
この世を天国として暮らす人、天国へ行くぞ。
地獄あるぞ。
神があるから光が射して嬉し嬉しとなるのであるぞ。
 

【黄金の巻 76帖】
真理を知って、よくならなかったら、よく省みよ。
よくなるのがマコトであるぞ。悪くなったら心せねばならん。
善人が苦しむことあるぞ。
よく考えて見い。
長い目で見てよくしようとするのが神の心ぞ。
目の前のおかげでなく、永遠の立場から、よくなるおかげがマコトのおかげ。
神徳は重いから腰ふらつかんようにして下されよ。
その代わり貫きて下されたら、永遠(とわ)にしぼまん九の花となるぞ。
二二(フジ)に、九(ク)の花どっと咲くぞ。
拍手は清めであるが、神様との約束固めでもあるぞ。
約束違(たが)えるでないぞ。