楽しみながら災害に備える

本日は地元・奈良県桜井市内の里山でのイベントに以前ワークショップでつくったロケットストーブが出動。
写真の右側の2台がそうです。
お役目は主にお茶用のお湯沸かし。久々の出番です。
普段は庭先に置いてありますが、住宅地で使うわけにもいかず、宝の持ち腐れ状態。

何年も講師をさせていただいて、作るのには慣れていますが、決して使い慣れているとはいえないのです。


燃料は、その辺に落ちている小枝、剪定枝、使用済み割りばしなど、メインは小さいもの。
写真の小枝類ではまだ長すぎるのでもう少し短くしたものを入れます。
手前にある杉の枝などを着火剤にして火がつき出したら小枝を次から次へと入れていき、火が定着しかけたころに、廃材など薄めの板を入れて安定させます。
最近の雨や雪で枝類が湿っているのか、火が安定するまでに時間がかかってやや焦りました。
それから、上に五徳は、もちろん専用のものではないので、大丈夫そうではあるものの、念のため上に乗せたやかんや鍋を手で軽く押さえていました。その間、参加者の皆さんが手持ちの新聞紙を丸めて着火剤にしたり、小枝を入れたり、うちわであおいだり、ペットボトルで火を吹いたり、ワイワイと協力しながら火をコントロールしてくださいました。
いったん火が付けばお湯がわくまでは予想以上に早いものです。
このようなイベントなどで、たくさんの人と楽しみながら非常時のリハーサルができることが貴重です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?