見出し画像

自己分析からの企画立案|やりたいことのその先へ

 これまで、乱雑に記事を書きつつ自分のやりたいことに関してテーマだしをしてきましたが、そろそろテーマを企画として立案していきたいと考えました。今回は以下2記事の考察を元に、自己及び他者の課題解決に向けた企画を考案していきます。

小売が変われば世界が変わる。地道なフードロスカット策

 以前も申し上げた通り、小売業はお客さまの生活を守り育てる産業であるにも関わらず、環境に対して悪影響を与えていることは事実です。代表的な事例はフードロス。食品を扱う小売であれば切っても切れない問題です。
 フードロスが特に発生する部門は水産惣菜。どちらも消費期限が短く、当日に売り切らなければいけない商品が多い部門です。最近では諸々の予測精度が上がり、一昔前よりは改善されているものの、それでも突発的な天候不順などが原因で、フードロスのリスクは高い部門です。大規模な対策案としては需要予測の精度向上値下げの適正化など常に取り組んでいますが、今回企画するのは、突発的なフードロスリスクへの対応です。

どんな課題か
 店舗で突発的に発生する商品のあまり。基本的には値下げで対応するが商品が余ると廃棄されてしまう。

だれの課題か
 店舗勤務。水産、惣菜部門担当者。

いつ/どこで
 夕刻すぎに発生。例えば天気予報が外れて大雨が降った時など、需要予測が狂った場合。

なぜ解決できないか
 意思決定者が不在の場合がある。シフトで回している都合上、全ての日に売場責任者がいるわけではなく、場合によっては夕刻の値下げ作業がアルバイト任せとなってしまう。結果として、適切なタイミング、値引き額の設定を見誤り、商品を余らせてしまう。

どうやって解決するか
 突発的に発生した大量の値下げ商品を検知し、従業員やアプリを登録しているお客さまに通知して購入してもらう、フードレスキューアナウンス。見切りシールの発行枚数は管理されているため、計画された値下げ数量を大幅に超過した数量が値下げされた場合、登録された方に値下げされた商品が通知される仕組み。

世界の流行は何? 流行に乗っかって商品開発

 業界のボーダーレス化は待ったなしに進んでおり、製造業が消費者に対する直売を実施する一方、小売業も自社オリジナルの商品開発をすることで、独自の価値を提供することが求められています。しかしながら、単純な商品開発の技術やノウハウでは本家製造業には勝てず、小売業としてはお客さまの変化を捉えた商品開発を進めることが必要です。
 そうは言ってもまだまだ小売業の商品開発は発展途上の領域。どうしても既存商品を焼き直しして、価格を安くした商品開発に終始しがちな現状があります。

どんな課題か
 自社の開発商品に魅力がない。既存商品の延長線上でしかなく、商品開発のイノベーション、新しいコンビネーションが出てこない。

だれの課題か
 商品開発担当。

いつ/どこで
 会議の場に案が出てこないことはもちろんだが、そもそも日頃の発想が不足している。

なぜ解決できないか
 流行に対するキャッチアップができていない。お客さまの動向が見れていないため、この要素とあの要素を組み合わせたらどのような商品ができるか、それはお客さまに価値があるかという考察が不十分。
 そもそも書類•資料作成の仕事量も多く、マーケットリサーチに十分な時間を割けていない

どうやって解決するか
 トレンドを自動で集めてくれる仕組みの導入。例えば、RPAやwebスクレイピングツール。そして、集めた情報をインスピレーションに繋げるために、非線形な結合素材を自動生成して提供する。例えば、"バナナオレ"と"在宅勤務”が合わさり、"在宅勤務バナナオレ"という言葉が生成され、同様の素材が本文に羅列されたメールが自動的に配信される。

俺は戦うのが好きなんじゃねえんだ…。勝つのが好きなんだよォォッ!!

 タイトルは少し誇張していますが、やはり試行錯誤して最後には勝つから、ゲームって面白いんですよね。忙しくなってゲームをやる時間が減って、勝てなくなるから離れてしまい、さらに勝てなくなって、というループにハマってしまった方は多いのでは無いでしょうか。
 私もその一人で、現在従事している仕事は、構築•立ち回りを常に思考しブラッシュアップすることで勝利につなげていくことが重要なポケモン対戦とは非常に相性が悪く、みるみるうちに弱くなっていきました。

どんな課題か
 ゲーム、特に私の場合はポケモンに時間を割くことができなくなり、対戦で勝つことができず、次第にやらなくなってしまった。

だれの課題か
 自分自身。およびこの状況に共感いただける方。

いつ/どこで
 生活環境が変わった時。私の場合、部署異動に伴い常に思考しておくことが重要となり、同じく常に思考することが重要なポケモンとの相性が悪くなった。

なぜ解決できないか
 昔は勝てなければ勝てるようになるまで考え抜くことができたが、今はそこまでかける情熱がなく、仮に全力を注いだとしても勝てない可能性があり、注力する意味を自分自身が感じなくなりつつある。ゲーム自体は好きなので、一人用ゲームをプレイするという選択肢に落ち着いている。

どうやって解決するか
 思考する時間が取れないのであれば、異なるアプローチで勝ちに行く。具体的には情報戦とテクノロジーの力を借りる。ポケモン対戦で重要な要素は構築立案、選出、立ち回りの3つがあり、最も感が鈍るのは選出。ここにメスを入れる。
 例えば、マッチングした相手の構築をスマホで撮影することで、現在流行している方を、ホームページからAPIなどで情報を取得、参照することで選出に活かす。試合後は相手の選出を記録することで、データとして蓄積、最終的には機械学習を通して選出予測に活用する。

結びに

 今のところ実行に移せそうなのは1番目と3番目の案かと考えています。商品開発力を強化するためにトレンドを集めるというのは重要なのですが、その後の商品案を実現するための原料調達から販売までの一連の流れ、いわゆるサプライチェーンを開発するところに問題があることも多いのが現実。
 ひとまずは実体験と仮説をもとに企画を考えてみました。実は他にも案は尽きず、例えば夏でもスキー上手くなるデバイスとかできると嬉しいです。併せて、今後は対象者との議論をすすめ、実効性のある企画へと昇華させていくフェイズです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?