モチーフは見なくてもいいです
キャンバス 和紙 油彩
完成していない絵を遠くから撮ったので、ボヤけてますね。すみません。
完成したら、全体を載せます。枠が横長なので、全部は載りませんが。
モチーフが花でした。
花はモチーフとして、ごくありふれたものです。人によっては、もう描き飽きてしまったという方もいるくらいです。
わたしは、まだ飽きていませんよ。
植物を描くのは大好きです。
春先に、家の近所で、実に不思議な配色の植物を見つけました。赤紫の茎に、まるでゼリービーンズのような色の丸い身をつけていました。
いかにも外来種のような外見。アプリで調べてみますと、ヤマゴボウだそうです。
それにしても、茎が赤紫だなんて。シュールな絵のようです。おもしろいです。
実際のモチーフである植物を、見たままに描いてもおもしろいですが、自分なりにアレンジして描くのも楽しいです。
つまり、造形しながら描く。
とすると、ずっとモチーフを見続ける必要はなくなります。はじめに、何を描くかを知るだけで、あとは自分の造形にしたがって描いていけばいいのです。
「わたし、もうモチーフは見ないので」
と、おっしゃる方は、自分で造形したものを描いているわけです。
「モチーフは見なくてもいいです」
というのは、はじめから何も見ないのではなくて、造形しなさいということです。
まだまだ見たものにとらわれてしまうのですが。
見ていただいてありがとうございます。イラスト・デザイン・コミックを手がけています。よろしければポートフォリオをご覧ください。 https://salon.io/nobuko/nobuko-portforio