見出し画像

2022*1*30*8395日一緒に生きている人間

この日は、息子の23歳の誕生日。1999*1*30、am10:39大阪の病院で、この世界に生まれ落ちたのが私の息子である。

毎年この日、出産当日のことを生々しく思い出す。多分出産された方は、絶対忘れない日なのではないだろうか?

息子が23歳になったタイミングで、かつて23歳だった自分のことを思い出してみる。

大学卒業後、就職した会社で出逢った人とは、その先の長い人生の中で縁深い人たちになっていった。そこで知り合った会社が、後の社労士業務の顧問先へ変化し、関係性が変わっていった人たちもいる。

『学生』枠から一歩外の世界へ足を踏み出すと、自身の時間が流れる道も、人との出逢いも、そこから四方八方へずっとずっと先へ拡がっていった気がするのである。
一歩で起こった細波が、荒波にも大波にも変化していく人生でもあった。自分という存在に向かって寄せては返す波自体が、自身の変化や動きだった。

自身の23歳の意識って、比較的新しいもののはずだが、今の年齢から逆算していくと、あれから25年の時間が流れている、はずである。もうすぐすると、私の半分が『お母さん』になってしまう。その日時は息子が25歳を迎える時で、その時の私は50歳。今から2年後、私の存在、時間、空間の全てが半分こされる。

『私だけのわたし』と『私と息子がセットで一人のわたし』。50歳を迎えた時のわたしは、二人で一人になる予定である。

彼を産んだ25歳の時、私は核分裂を始めた。それがもうすぐ最終局面を迎え、最後のフェーズに突入していく。
その時私の半分が消え、新しく産まれた半分で完成するその日を楽しみに生きていきたい。

もしも、魂があるとしたら?!私の半分はどこに在るのだろう?同じ空の下で呼吸しているのだろうか?それとも、違う時代の違う空の下で、私を探し続けてくれてるのだろうか?生きている間に会えるのだろうか?
いつものごとく、そんな空想も拡がっていく。

まずは、半分が新しく再生される2年後を目標に、今という実体のないものを感じながら懸命に生きていこう。
今という宇宙の片隅の小さな空間で、私は生きる。

23年✖️365日=8395日、一緒にいてくれた人間にありがとう♡

8395日核分裂をしてきた私は、2年後、半分おかあさんになるのだ。

23歳の息子への願いはただ一つ。
『自分を一番大切にしてほしい。自分に正直に生きて欲しい。』

私も彼も、たった一度きりの人生。
お互い『好きなように生きていこうぜ!』
by母ちゃん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?