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誰にも期待されないくらいがちょうどいい
同業の社労士たちは今、バタバタと大変そうである。
というのも、厚生労働省の「雇用調整助成金」申請代行の件だ。
周りの社労士どうしの話や社労士の言い分、国への申し入れ、お客様のお役に立てるように頑張りたい!(おー、社労士の鏡だねぇ)
私の周りはどうやらバタバタしている。みんなとても立派な社労士たちだ。
お客様のため簡単ではない助成金に取り掛かろうとする姿は、私からしたら拍手もんだ。私はと言えば、そんな姿を息を潜めてじっと見ている。
そんな私も一応は社労士の端くれである。もちろんお客様から助成金の質問は来る。その度私は周りの社労士たちと全く反対の言葉を相手に伝えている。
「全くお役にたてなくてごめんなさい。」そう、謝っているのだ。
ガイドブックを添付したり、情報が詳細に掲載されているホームページをご案内したり、申請に必要な書類を迅速にお渡ししたり、そんなことしか私にはできない。
というのも、私は今までも「助成金」の仕事を受けない社労士で通してきた。それは今に限らず、社労士の仕事を始めたときからだ。
だから、例えこんな時であっても私は助成金申請代行を受けない。
それにはちゃんと理由がある。
それは、助成金申請に関連することが全く分からないからだ。
やったことがないのだからできない。これが真実である。
分からないことを、「ごめんなさい。分かりません。」とお客様に素直に伝えているのだ。下手に知ったかぶりもしないし、分からないことを分かるとも言わない。
分からないものは分からない。だから、「社労としてお役に立てなくてごめんなさい。」なのである。
そんなことをあるお客様とやり取りしていたら、お客様から優しい言葉をかけてもらった。
「大丈夫安心してください。助成金のことではまったく期待していないから。知り合いの社労士にでも聞いてみるから。」
おーーー、なんて優しい言葉だ!笑
代わりに、
「気分転換に事務所に薫り改革にでも来てください。」と要請を頂いた。
私が今できること見~つけた!
これから香り関係の仕事へ向かっていきたい希望は、正直にお客様へお伝えしている。
社労士として全く期待されていない私だが、それぐらいがちょうどいいのだ。どうやら私の生きる意味(香り)に、期待してくれているみたいだ。
お客様たち、どこもみな大変そうである。
今私ができることは助成金申請ではなく、わたしだからできることがあった。
さすが、私の大切なお客様たち。ちょっと違うね。
誰にも期待されないくらいがちょうどいいのは、どんな時であっても余計な力を入れずゆるりと、ありのままの自分でいることができるからだ。
そんなわけで、私だから出来ること、これからの黄金週間で取りかかりたい。閃きはピカピカに輝いている。
お客様、ありがとう。
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