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40代ラスト、カウントダウン中のサプライズプレゼント

2023.8.15 終戦記念日
終わろうとする数分前、息子からサプライズプレゼントを受け取った。

2023.8.16 終戦記念日の翌日
この日は私の50歳の誕生日
40代ラストはビッグプレゼントで閉じ、50歳はその余韻でスタートした。

『聞いてないよ~~~~~~!』
『だって、言ってないもん』
『9月の話?』
『いや、8月、直前にいおうと思っててん』

15日が終わり16日。
『お誕生日おめでとう』
『ありがとう』

いやいや、そんな話ではない!
そこから、私の質問攻めが始まる。

息子から受け取ったサプライズプレゼントは、
『8月17日から2週間、アメリカへ下見行ってくるから。』

聞いたのは、日付が変わる8月16日。明日やん!

彼は今年3月大学院を卒業した。卒業後の進路を博士課程と迷った挙句、彼はアメリカ留学を決めた。彼が学んでいるのは物理学だ。

2024年からのアメリカ留学を決めた彼は、2023年4月から着々と準備を始めていた。アメリカの大学院で物理学を学ぶ道を選択した。

英語に触れるため、ホテルクロークのバイトを始めた。
週に1回、外国人が集う教会で英語による聖書の学びを始めた。
アメリカで物理学を学ぶため、聖書の本を読み始めた。
(アメリカで生きる以上、キリスト教の学びは必須と考えてるらしい)

これらの行動を選択する彼の視座は面白く、勉強になる。
彼は息子ではあるが、私にとって観察対象となる大変面白い生物だ。
この生物から、私は多くの事を学んでいる。し、これからも学び続けたいと思っている。


彼の『自律』は最強。こんな自律を携えた人間に出逢ったことがない。
彼の言葉と自由意志は称賛に値すると思っている。
日本人は我が子を誉めることが少ないが、私は違う。

最強の論理的な言葉、自由意志、自律を持っている人間が息子。
これからここに、経験的なるものが積み重なっていく。
彼の純粋な思索から導き出される論理や概念。時に、非経験的なものであるそれらに縛られることもあるように感じていたが、今回の2週間の下見で経験的学習をすることができることは、親として最大の喜びであり、彼を心から誇りに思う。

今回、2週間以上のアメリカ滞在、現地で物理学を学ぶアメリカ人の家が今回の宿泊先。(既にテレビ電話でのやり取りも終えてるらしい)

明日大阪から夜行バスで成田へ。帰りも同じく成田から夜行バスで大阪へ。

私がもつ不安神経症が顔を出す。彼の経験を応援する私も顔を出す。
私は今揺れ動く。

『物理学を学び続ける事。真理を探究すること。それが僕が産まれた意味で、生きる意味だ。』
彼が大学生の時、そういわれた私。

彼が物理学を追い求めていてくれさえすれば、息子は生きていてくれる。
私の中で、こんなふうに転換された。

真の道は、天の道。彼が選択する道を見守るだけだ。


今私ができる事。
1.見えない世界に住む祖母にひ孫を守ってくれるように祈る
2.彼の物理学の道をお守り頂くよう祈ること(大阪天満宮)

そう、祈ることしかできない。
彼は日本からアメリカへの移住も視野に入れ、今を選択している。

令和の今の時代、性別さえも自分で選べる時代だ。
自分の国も自分で選び、言葉と自由意志を目印に、己が求める真の道を突き進め!!!!!!


こうやって私は今、言葉で自分の心の動きに像を与えようとしている。

シンプルに言うと、心配だ~~~~~~~~~~~!!




私の50代の幕が開けた。







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