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標高1,000mの山の上で暮らす

標高1,000mの山の上で暮らして5年になります。今回は、ここでの暮らしはどんなものなのか紹介します。

この時期、車で1時間ほど下った街は40℃近い猛暑日が続きます。買い物などでたまに下山しますが、いつも思うのは、ここは人の住む場所ではないということ。

ここ、標高1,000mのポツンと一軒家は、どんなに暑い日でも30℃を上回りません。そのためクーラーはなく、夜になると20℃程度まで気温がさがるので、薄い羽毛布団が必要です。

8月の末になると、赤トンボが飛び秋虫が鳴きはじめ、一気に秋の気配につつまれます。ポツンと一軒家のため、ちょっとだけ寂しい気分になり、うまい酒の肴で日本酒が飲みたくなる。

さて、ここの冬は過酷です。毎年積雪は1m程度あり、道が凍結したら半月ほどは下山できません。しかし、薪ストーブが過酷な冬を100倍、魅力的なものに変えてくれます。

薪ストーブは実にいいです。体の芯から心底あたためてくれます。雪の夜は、薪ストーブの前に陣取り、ゆらゆらと燃える炎を何時間でも眺めてすごします。南部鉄器製の鉄瓶やスキレット、ダッチオーブンが大活躍するのはこのころです。





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