Lesson 22 クロール プル
💧 腕の動きです。 平泳ぎやバタフライ同様に、クロールでも腕はカラダの「横」を掻きます!
「!」。そうです。横!です。肩関節の運動は腕(上腕)をカラダの横で使うことで効果的に出力を発揮できるからです。(投球なども同様ですよね。)また、肩の障害を防ぐことにもつながります。
カラダの前を掻いているように見えるのは、
① 肘が曲がるから ② いわゆるローリングをするから です。
おうちでプル
① まっすぐに立って万歳します。
② 手の平を外向きにして、片方ずつカラダの横を太もものところまで上から下、下から上に腕を動かします。
③ 万歳の位置から、右・左を交互におこないます。(必ず一旦万歳に戻るようにしますよ。)
※ 胴体がクネクネしないように、シャキッ! と。
ちょっとずつ難しくなります。
④ 腕を下ろし始めたらヒジを「直角!」に曲げて同様に行います。でも、万歳の位置ではヒジを伸ばすようにしますよ。
さらに難しくなるので初めはゆっくりやってみましょう。
⑤ 腕をみぞおちのところまで下ろしたら、曲がったヒジを伸ばします。(太ももまでね。)
腕を上に戻すときはヒジを伸ばしたままでも、曲げてみてもイイですが、片側は伸びて反対は曲がる・・・。なんてことのないように気を付けましょう。
※ ここでも必ず万歳の位置に戻るようにします。
どうですか? それっぽくなってきましたか?
さあいよいよ、自分のカラダの「前!」を掻きます。そうです。ローリングです。
⑥ 万歳に戻したときに、下から戻ってきた手を反対側の手より、手の平ひとつ分だけ上に戻すようにします。カラダをすこしだけ捻じるようにするとできると思います。もうそれでいいです。出来上がり。
☆ 捻じって伸びる感じは、壁際に置いたテレビの裏側にモノを落としたときに、それを拾おうと頑張って腕を伸ばす感じに似てるかなぁ・・。
あとは、手順を考えなくても自然に、なめらかにできるまで頑張るだけです。 ☆ 腕の上げ下ろしを腕の力ではなく、カラダを捻じる動作でリードできるようになると肩や腕は疲れなくなりますが、胴体が左右にクネクネ動いてしまう場合は、戻した腕を上に挙げすぎです。
常に、ピシッとした姿勢を保っておこなってみましょう。
次回はいよいよ水の中で練習です。
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