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面白いことは至る所に転がっている

面白いことがあった。
ここで言う面白いは、考えさせられるということだ。

わたしが働いているのは惣菜部で、洗剤を頻繁に使う。
補充用の大きな洗剤は裏の倉庫においてある。
ボトル🧴の中身が減ってくると倉庫に洗剤を補充しにいく。

昨日、ハプニングが起きた。
倉庫の洗剤が床にこぼれていて、他部門のおばちゃんが足を滑らせたというのだ。
「気をつけてくれ」と、当事者ではないよく店長の後ろにくっついてる男の子に言われる。

先輩Aは、すぐにおばちゃんのところへ行き、「すみませんでした!」と頭を下げた。
それを見たオーさんが、「うちらかわからないのに、頭下げる必要ないだろ。うちだって認めたことになるんだぞ。」と言う。 

それから、オーさんは、足を滑らせたおばちゃんのところへ行き、「大丈夫でしたか?洗剤がこぼれていたっていうけど、誰がこぼしたかわかりませんよね。しっかり蛇口をしめたつもりでも、ゆるんでしまうことがあると思うので、漏れているのに気づいたらお互いキュッと閉めあいましょうよ。」と話してきたという。

もしも、わたしに「気をつけて」と言ってきたら、先輩Aと同じように、謝って済ませてしまうと思う。いいじゃん、いいじゃん、謝って済むならって。反感かいたくないもん。


以前、オーさんに、「おまえ、ほんとはマスクの下では舌だしてあっかんべーしてんじゃねえだろうな。」と言われたことがあった。
よく意味がわからなかったけど、ようやく理解したよ。
オーさんの考えや行動に、大きく納得、賛成していても、実際にわたしのとる行動が違うからだ。

オーさんが言うように、わたしは何でも穏便に済ませようとする、平和主義者だ。
認める。

「でた、あーやだやだ平和主義。イラつく。」と言われて、
「平和主義でイラつく人がいるんだ?不思議」と思っていたし、本人にも言っていた。

でも今、自分に少し苛ついてる。

この話を4年生の長男にしたら、
「先輩Aもオーさんもえらい。悪いのは足を滑らせたおばちゃん。自分が気をつけろ。」と言った。
なるほど。

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