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夢の中で泣いていた

「わたしはいつもいるのにどうしていないかのように振る舞うの‼︎どうしてあの子なの‼︎」

泣きながら叫んでいた。
頭に血が上って心臓はえぐりたくなるくらいに苦しい。

思い出すのは小学校6年生のとき。
小6でおばあちゃんの家に引越してきた。
新しいクラス、新しい先生、新しい友達。
女の子6人グループの仲間に入れてもらった。
おままごとでは役が決まっていて、お父さん、お母さん、長女、次女、三女、赤ちゃんがいて、わたしは犬だった。
馴染むのに必死だった。
草を食べてみんなをびっくりさせた。

いつも笑ってる。
悩みなんてなさそう。
天然。

それがわたしに対するみんなのイメージ。

傷ついてるのに傷ついてないふりして。
我慢に我慢を重ねて。

あの頃のじぶんを思い出して涙が出る。
恥ずかしくて可哀で仕方ない。

この間、職場の先輩が
「バカになれ、それが利口」
だと言ってた。

「言われても言い返さないで、腹の中でクソと思ってればいい。敵にすると怖いから」と。

それなら大得意。
でもふに落ちない。
そこから脱却したくて生きているのに。

じぶんが間違ってると思うことを間違ってると言う先輩は、確かに上から目の敵にされている。それでも自分の意見は曲げずに、本人曰く、「戦っている」。すごいと思う。

何が正解で何が間違っているのか。
そもそも正解、間違いなんてあるのか。
それぞれの生き方。
わたしはどう生きるのか。

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