Slack でスタンプを付けたら Notion DB に自動で反映される仕組みの構築

こんにちは、Notion アンバサダーの円谷です。

本日は Slack にスタンプを付けると Notion のデータベースに Slack の内容が保存されるという仕組みの構築方法を解説したいと思います。

これ、メチャメチャ便利で、うちの会社でもフル活用している仕組みなんですが、主に何に使っているかというと、エンジニアリングの開発で使用しています。Sentry というツールで通知された Slack メッセージにスタンプを付けて、Notion に不具合チケットとして起票するという仕組みを運用しています。

Slack で起票スタンプを付ける
Notion 側に作成者 Zapier でチケットが起票される

エラー通知を Notion に起票する以外にも、自分専用のスタンプを作って、Slack 上での会話の中で生まれたタスクの起票だったり、忘れちゃいけないメッセージにスタンプを付けるだけで、自分用のメモが Notion 上に自動で取れる仕組みを構築できたりします。

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本題に入る前に少し事前知識として、フロー情報・ストック情報についての話をさせてください。(既に知ってるよ!という方は読み飛ばしてもらって構いません)

まず、フロー情報について。フロー情報とは、時間が経つにつれて流れていく情報のことで、例としては、会話やメール、チャットなどが挙げられます。今回解説する Slack もフロー情報の一種です。

一方で、ストック情報とは、アーカイブされて蓄積される情報です。 例えば、企画書やプロジェクト概要・タスク管理データベースなどのドキュメント類がこれに該当します。

「あれ?この前こんな仕事を Slack で依頼された記憶があるんだけど、どこだったっけかな〜」と Slack をさかのぼったりしてしまった経験、みなさんはないでしょうか。これは、フロー情報を扱うツールである Slack を、ストック情報の参照先としても使ってしまっていることが原因です。

フロー情報とストック情報を適切に分けて管理してやることで、個人の仕事もチーム全体の仕事もスムーズになり、生産性が向上すると僕は考えています。

今日の記事のタイトルは「フロー情報をストック情報に変換する仕組みを構築した」と言い換えることもできるかなと思います。

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それでは実際に、構築方法の解説に移りたいと思います。設定自体は10分もかからずで完了するかと思います。

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