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BE POSITIVE!〜シリアス過ぎてはないですか〜

その1

JRの駅に降りてしばらく歩き、私鉄の駅を通り抜けて職場まで出勤している。そうすると、何週間に一回、遭遇するのだ。
私鉄駅に向かって物凄い勢いで走って行く人に。

おそらく遅刻しそうなんだろう。
始業時間に間に合わせるには、その電車に乗らないと間に合わないのだろう。

走ってる人は、必死だ。
一心不乱に、駅に到着することだけを考えている。
視界は狭い。
目の前にある横断歩道の歩行者用信号を睨みつけている。

その時、私にはあるイメージが降りてくる。

映画『スーパーマン』のワンシーン
助けを求める市民のもとへ駆けつけるため、スーパーマンに変身しようと、公衆電話のBOXへ走るクリストファー・リーブ。

走っている彼の、身もふたもない一生懸命さが、私に呟かせる。

「地球を、救ってんのかい!?」


その2

職場で割と見る光景。

何時間か作業して、データを保存しようとすると、
リングカーソルがクルクル回り続けていて保存に失敗したみたいだ。

画面も白っぽくなって、「応答なし」と表示される。

再度、やっと開くことが出来たファイルは、作業に入る前の全然はかどってないやつ。

「マジか?」どこかにログが残っていないだろうかと、ディスプレイ画面を凝視しながらマウスをせわしなく操る
ちょっと額に汗をかいて、眉間にはシワが寄っている。

その時、私にはあるイメージが降りてくる。

映画『ザ・インターネット』のワンシーン
全ての社会的な帰属情報を消されてしまい、その黒幕をあばくために、自分になりすましている女性のデスクで情報を探るサンドラ・ブロック。

パソコンの前で、何かをどうにかして取り出そうとしている一生懸命さが、私に呟かせる。

「地球を、救ってんのかい!?」


要するに。

独りでギュッと集中して、他者の介入を許さないほどに一心不乱な状態の人を見ると(または自分がなった場合に)、ついつい不謹慎にも映画イメージが降ってくる。

そして、なだぎ武がディラン・マッケイを演じている時のように、首をすくめて言いたくなるのだ。

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「地球を、救ってんのかい!?」

私なりに、それを英語で置き換えるとするならば、

“Take it easy!”

である。


***


この記事、「こんな時に!」ってお叱りを受けるかもしれません。

お叱り、受けます。

「自粛」や「制限」が覆い尽くしている現状ですが、客観的な視点で自分を見て、冷静になって、か・ら・のPOSITIVEであって欲しいなぁと思っております。





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